ニュース 2017.11.05. 17:00

“松坂世代”に試練の秋

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中日の入団テスト日が決まった松坂大輔
 ソフトバンクは5日、松坂大輔が今季限りで退団することを発表した。

 松坂は球団を通じて「福岡ソフトバンクホークスの関係者の皆様、ホークスファンの皆様、この3年間期待に応えられず申し訳ありませんでした。出来る事なら胸を張ってチームの歓喜の輪の中に入っていたかったです…」とコメントした。

 松坂は、横浜高時代にエースとして春夏甲子園連覇を達成し、プロ入りしてからも西武時代に史上初となる高卒1年目から3年連続最多勝。メジャーではレッドソックス時代の08年に18勝をマークするなど、常に世代の先頭を走ってきた。

 松坂だけでなく、杉内俊哉(巨人)、和田毅(ソフトバンク)、藤川球児(阪神)、村田修一(巨人)といった有望な選手が多く、“松坂世代”と呼ばれたこの世代。長年プロ野球界を引っ張ってきた“松坂世代”ではあるが、このオフは村田、梵英心(広島)、久保康友(DeNA)などがチームを離れることになった。

 特に村田は昨季3年ぶりに打率3割(.302)を記録し、本塁打(25本)と打点(82打点)でチームトップの成績を残したが、今季は村田のライバルとしてマギーが加入したこともあり、春先はベンチを温める機会が多かった。

 それでも、交流戦明けから出場機会を増やし、最終的には118試合に出場して、打率.262、14本塁打、58打点の成績を残した。シーズン後半はレギュラーとして出場したが、チーム事情により巨人のユニフォームを脱ぐことになった。

 今年で37歳と大ベテランの域に入った“松坂世代”の多くが、厳しい秋を迎えている。

【今オフ自由契約・戦力外・引退となった松坂世代】
松坂大輔(ソフトバンク)
上本達之(西武)
木村昇吾(西武)
渡辺直人(西武)
久保裕也(楽天)
江草仁貴(広島)
梵 英心(広島)
久保康友(DeNA)
実松一成(巨人)
村田修一(巨人)
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