ニュース 2017.11.06. 12:35

FA解禁!近年の宣言選手を振り返る

無断転載禁止
阪神の入団記者会見で金本監督と握手する糸井嘉男(C)KYODO NEWS IMAGES

秋の嵐は吹き荒れるのか...


 日本シリーズも終わり、いよいよストーブリーグの幕開けを迎えるプロ野球。中でも最大の目玉といえば、フリーエージェント(以下FA)による移籍だろう。

 FAとは、いずれの球団とも選手契約を締結できる権利。「国内FA」と「海外FA」の2種類が存在し、「国内FA」の場合はNPB組織に属する球団が対象となる。「海外FA」は外国のいかなるプロ野球組織の球団も含め、国内外のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利だ。

 資格を持っている選手は、日本シリーズが終了した日の翌日から土、日、祭日を除く7日間以内に、権利を行使するかどうかを表明しなければならない。今年の場合は11月14日まで、ファンにとっては気の抜けない日々となる。

 今年は85人が有資格者となっているが、宣言をするのは毎年10人前後。なかには移籍せずに残留を選択する選手もいる。

 ここでは2008年より改正された現行の制度の概要と、2008年以降のFA宣言選手をまとめた。注目選手の多い今年、果たして“秋の嵐”は吹き荒れるのか...。


FA制度


☆FAとは=いずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ選手のこと

▼ FAになるには...
セ、パ各リーグのペナントレース中に「145日以上」出場選手登録(=一軍登録)されたシーズンを1シーズンとして計算。
・合計8シーズンに達した時、「国内FA権」を取得(※2007年以降のドラフトで入団した大卒、社会人卒選手は7シーズンで取得)
・合計9シーズンに達した時、「海外FA権」を取得

※「145日」に満たないシーズンがある場合は、それらのシーズンの出場選手登録日数をすべて合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算する。
※一度FA権を行使した選手は、その後出場選手登録が4シーズンに達したときに「海外FA権」を取得する。


2008年以降のFA宣言選手


<2008年>
▼ 海外FA
上原浩治:巨人 → オリオールズ
川上憲伸:中日 → ブレーブス
高橋 建:広島 → ブルージェイズ
野口寿浩:阪神 → 横浜
中村紀洋:中日 → 楽天
相川亮二:横浜 → ヤクルト
三浦大輔:横浜【残留】


<2009年>
▼ 海外FA
高橋尚成:巨人 → メッツ
五十嵐亮太:ヤクルト → メッツ
橋本 将:ロッテ → 横浜

▼ 国内FA
藤本敦士:阪神 → ヤクルト
藤井秀悟:日本ハム → 巨人


<2010年>
▼ 海外FA
建山義紀:日本ハム → レンジャーズ
土肥義弘:西武 → アメリカ独立リーグ
森本稀哲:日本ハム → 横浜
小林宏之:ロッテ → 阪神
藤井彰人:楽天 → 阪神
多村 仁:ソフトバンク【残留】
金城龍彦:横浜【残留】

▼ 国内FA
細川 亨:西武 → ソフトバンク
内川聖一:横浜 → ソフトバンク
関本賢太郎:阪神【残留】
後藤光尊:オリックス【残留】


<2011年>
▼ 海外FA
川崎宗則:ソフトバンク → マリナーズ
和田 毅:ソフトバンク → オリオールズ
岩隈久志:楽天 → マリナーズ
大村三郎:巨人 → ロッテ
村田修一:横浜 → 巨人
新井貴浩:阪神【残留】

▼ 国内FA
鶴岡一成:巨人 → DeNA
小池正晃:中日 → DeNA
杉内俊哉:ソフトバンク → 巨人
帆足和幸:西武 → ソフトバンク
ミンチェ:西武 → オリックス
篠原貴行:横浜【残留】


<2012年>
▼ 海外FA
藤川球児:阪神 → カブス
田中賢介:日本ハム → ジャイアンツ
中島裕之:西武 → アスレチックス
日高 剛:オリックス → 阪神

▼ 国内FA
平野恵一:阪神 → オリックス
寺原隼人:オリックス → ソフトバンク


<2013年>
▼ 海外FA
小笠原道大:巨人 → 中日

▼ 国内FA
久保康友:阪神 → DeNA
中田賢一:中日 → ソフトバンク
鶴岡慎也:日本ハム → ソフトバンク
山崎勝己:ソフトバンク → オリックス
涌井秀章:西武 → ロッテ
片岡治大:西武 → 巨人
大竹 寛:広島 → 巨人


<2014年>
▼ 海外FA
小谷野栄一:日本ハム → オリックス
金城龍彦:DeNA → 巨人
相川亮二:ヤクルト → 巨人
鳥谷 敬:阪神【残留】

▼ 国内FA
大引啓次:日本ハム → ヤクルト
成瀬善久:ロッテ → ヤクルト
能見篤史:阪神【残留】
金子千尋:オリックス【残留】


<2015年>
▼ 海外FA
今江敏晃:ロッテ → 楽天
木村昇吾:広島 → 西武
松田宣浩:ソフトバンク【残留】
田中浩康:ヤクルト【残留】

▼ 国内FA権
脇谷亮太:西武 → 巨人
高橋聡文:中日 → 阪神


<2016年>
▼ 海外FA
岸 孝之:西武 → 楽天
栗山 巧:西武【残留】

▼ 国内FA権
陽 岱鋼:日本ハム → 巨人
森福允彦:ソフトバンク → 巨人
糸井嘉男:オリックス → 阪神
山口 俊:DeNA → 巨人

※登録名、所属名はすべて当時のもの

【PR】プロ野球を観戦するなら「DAZN Baseball」

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

春季キャンプ、オープン戦、公式戦、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西

メジャーリーグ

高校・育成