第48回明治神宮野球大会
第1日 第2試合
高校の部 1回戦
○ 日本航空石川(石川)7x-6日大三(東京) ●
(延長10回タイブレーク)
日本航空石川は1回裏、先頭の中西(2年・寝屋川五中)が出塁し、敵失で二進すると、続く2番・小坂(2年・根上中)の右前打で1点を先制。3回裏には連打で無死一・三塁から5番・長谷川(2年・振甫中)の犠飛で1点を追加した。
一方の日大三は日本航空石川の長身182センチ右腕・重吉(1年・向島東中)の前に、3回まで1安打無得点に抑えられる。それでも、4回表に4番・大塚(2年・座間西中)の中越え三塁打をきっかけに、5番・中村(2年・八千代松陰中)の左線二塁打で1点を返した。
しかし、その裏、日本航空石川は中西の左越え二塁打から小坂の右前打で1点を追加すると、4番・上田(2年・伊川谷中)が左中間を深々と破る2点適時二塁打、続く5番・長谷川も左線へ適時二塁打とこの回、一挙4点を挙げ突き放す。
日本航空石川の先発、背番号18の重吉は5回を71球3安打4三振、無四球で1失点にまとめると、エースナンバー1を背負った左腕・杉本(2年・和泉中)がマウンドへ。
5点リードの6回からマウンドあがった杉本だが、ピリッとしなかった。日大三打線に3連打を許すと、4番・大塚へ押し出しの四球を与えて降板。リリーフした3番手右腕・大橋(2年・羽島中)も、中村の投ゴロと飯村(2年・さつきが丘中)の三ゴロの間に失点した。この回、合計3点を挙げて2点差と迫られた。
さらに日本航空石川は7回に、一死二塁から1番・金子に左前適時打を浴び1点差に。なお一死満塁と最大のピンチが続くも、日本航空石川の3番手・大橋が4番・大塚を見逃し三振、5番・中村を二飛にとって日大三の追撃を振りきった。
8回表も先頭打者の出塁を許した大橋だったが、送りバントに素早く反応してダイビングキャッチから併殺に仕留めた。
その大橋から9回表、二死二塁のチャンスを作った日大三は4番・大塚が中前へ適時打を放って、ついに6-6の同点に追いつく。
9回裏の日本航空石川は二死一、二塁から7番・山岡(2年・天理南中)が右前打。二走・上田が本塁に突入し、日大三の捕手・斉藤(2年・座間南中)と激突。一旦セーフの判定も、斉藤は担架で運ばれ、負傷退場。走者側の危険な行為として守備妨害が適用され、アウトに判定が覆った。
試合は9回で決着がつかず、今大会初の延長タイブレークへ。無死一・二塁でスタートしたタイブレークで日大三は延長10回表、二死二、三塁で4番・大塚が右飛に倒れ、得点ならず。
その裏、日本航空石川は3番・原田(2年・高岡中)の右前打で無死二、三塁とチャンスを作り、打席には4番・上田。ここで日大三の3番手・井上(1年・南毛利中)が投じたボールを負傷退場の齊藤に代わってマスクを被っていた佐藤英雄(1年・中野二中)が痛恨の捕逸。延長10回、7-6でサヨナラ勝ちした日本航空石川が2回戦へ進んだ。
日大三・小倉全由監督
「(9回の本塁交錯プレーに)許さんですよ。(タイミングは)全然アウトですよ。やっちゃいけない、というか絶対ダメだと徹底しておかないといけない。ケガをしますから。下手したら死んでしまう。(試合は)前半、取られすぎてね。(4回途中から投げた3番手の)井上を、何とか9回を投げられる、自信をもって送れるくらいの投手にしていかないといけない」
日本航空石川・中村隆監督
「本当に申し訳なかった。お詫びするしかない。あのクロスプレーはフェアプレーではなかった。もう少しそういったところをチームとして徹底していかないと」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
第1日 第2試合
高校の部 1回戦
(延長10回タイブレーク)
日本航空石川は1回裏、先頭の中西(2年・寝屋川五中)が出塁し、敵失で二進すると、続く2番・小坂(2年・根上中)の右前打で1点を先制。3回裏には連打で無死一・三塁から5番・長谷川(2年・振甫中)の犠飛で1点を追加した。
一方の日大三は日本航空石川の長身182センチ右腕・重吉(1年・向島東中)の前に、3回まで1安打無得点に抑えられる。それでも、4回表に4番・大塚(2年・座間西中)の中越え三塁打をきっかけに、5番・中村(2年・八千代松陰中)の左線二塁打で1点を返した。
しかし、その裏、日本航空石川は中西の左越え二塁打から小坂の右前打で1点を追加すると、4番・上田(2年・伊川谷中)が左中間を深々と破る2点適時二塁打、続く5番・長谷川も左線へ適時二塁打とこの回、一挙4点を挙げ突き放す。
日本航空石川の先発、背番号18の重吉は5回を71球3安打4三振、無四球で1失点にまとめると、エースナンバー1を背負った左腕・杉本(2年・和泉中)がマウンドへ。
5点リードの6回からマウンドあがった杉本だが、ピリッとしなかった。日大三打線に3連打を許すと、4番・大塚へ押し出しの四球を与えて降板。リリーフした3番手右腕・大橋(2年・羽島中)も、中村の投ゴロと飯村(2年・さつきが丘中)の三ゴロの間に失点した。この回、合計3点を挙げて2点差と迫られた。
さらに日本航空石川は7回に、一死二塁から1番・金子に左前適時打を浴び1点差に。なお一死満塁と最大のピンチが続くも、日本航空石川の3番手・大橋が4番・大塚を見逃し三振、5番・中村を二飛にとって日大三の追撃を振りきった。
8回表も先頭打者の出塁を許した大橋だったが、送りバントに素早く反応してダイビングキャッチから併殺に仕留めた。
その大橋から9回表、二死二塁のチャンスを作った日大三は4番・大塚が中前へ適時打を放って、ついに6-6の同点に追いつく。
9回裏の日本航空石川は二死一、二塁から7番・山岡(2年・天理南中)が右前打。二走・上田が本塁に突入し、日大三の捕手・斉藤(2年・座間南中)と激突。一旦セーフの判定も、斉藤は担架で運ばれ、負傷退場。走者側の危険な行為として守備妨害が適用され、アウトに判定が覆った。
試合は9回で決着がつかず、今大会初の延長タイブレークへ。無死一・二塁でスタートしたタイブレークで日大三は延長10回表、二死二、三塁で4番・大塚が右飛に倒れ、得点ならず。
その裏、日本航空石川は3番・原田(2年・高岡中)の右前打で無死二、三塁とチャンスを作り、打席には4番・上田。ここで日大三の3番手・井上(1年・南毛利中)が投じたボールを負傷退場の齊藤に代わってマスクを被っていた佐藤英雄(1年・中野二中)が痛恨の捕逸。延長10回、7-6でサヨナラ勝ちした日本航空石川が2回戦へ進んだ。
日大三・小倉全由監督
「(9回の本塁交錯プレーに)許さんですよ。(タイミングは)全然アウトですよ。やっちゃいけない、というか絶対ダメだと徹底しておかないといけない。ケガをしますから。下手したら死んでしまう。(試合は)前半、取られすぎてね。(4回途中から投げた3番手の)井上を、何とか9回を投げられる、自信をもって送れるくらいの投手にしていかないといけない」
日本航空石川・中村隆監督
「本当に申し訳なかった。お詫びするしかない。あのクロスプレーはフェアプレーではなかった。もう少しそういったところをチームとして徹底していかないと」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)