ニュース 2017.11.10. 17:20

創価大が投手戦を制す!敗れた関大・阪本大「粘りきれなかった」

第48回明治神宮野球大会
第1日 第3試合
大学の部 1回戦
● 関西大 1 - 2 創価大 ○

 大学の部の初戦は、2017年のユニバーシアード日本代表だった関西大の右腕・阪本大樹(4年・履正社)と創価大の154キロ右腕・杉山の投げ合いとなった。

 関西大の阪本大は4回まで1安打無失点ピッチングを披露すれば、創価大の杉山も4回に一死三塁のピンチを作ったが、フォークで三振を奪うなど、こちらも4回までを3安打無失点に抑えた。

 試合が動いたのは5回表。関西大は、先頭の7番・久米(4年・大阪桐蔭)の左前打を足掛かりに二死三塁と得点圏に走者を進めると、1番・多田(3年・明徳義塾)の打席で創価大・杉山が投じた初球がワンバウンドとなり暴投。その間に三塁走者が生還し、思わぬ形で関西大が1点を先制した。

 その裏、創価大もすぐさま反撃に出る。連打で一死二、三塁のチャンスを作ると、8番・杉山の代打・海老原(4年・創価)の犠飛で同点に追いつく。続く9番・松本(3年・関西創価)が、右前適時打を放って勝ち越しに成功した。

 このリードを6回から登板した2番手・小孫(2年・遊学館)が守り切り、2-1で創価大が勝利し、初戦突破した。

 なお創価大の先発・杉山は5回を67球5安打1失点、関西大の先発・阪本大は6回1/3を86球5安打2失点という投球内容だった。

関西大・先発の阪本大樹
「調子は悪くなかった。(逆転を許した5回は)先頭だけは、と思ったが、先頭を出してしまい、連打をくらい、粘りきれなかった。自分はまっすぐで押して続けていくタイプ、というわけではないが、(あの場面は)続けてしまい、高さも揃ってしまった。(卒業後は大阪ガスに進む予定)社会人では上を目指してやっていきたい。先発を目指して、まっすぐも変化球ももっともっと精度を上げて都市対抗に出ることができれば」

創価大・先発の杉山
「(関東五連盟代表決定戦で日体大に敗れ、第二代表として出場)結果が悪かったので、きょう、このようなピッチングができてほっとしている。(きょうは最速150キロ)ストレートは走ってはいないが悪くはなかった。(自身の最速は)この夏のオープン戦で出した154キロ。(球速は)投手の醍醐味だと思う。スピードが速い方が自分もいいと思っている。ことしのリーグ戦では多くの試合で投げさせてもらった。自分の力になっているし、いろんな経験なできて、自分の引き出しもできた。それがきょうのピッチングに繋がっていると思う」。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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