リーグを盛り上げた“新星”
現地時間13日(日本時間14日)、メジャーリーグの新人王が決定。アメリカン・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジが、ナショナル・リーグはドジャースのコディ・ベリンジャーが選出された。
ジャッジは今季155試合の出場で52本塁打を放ち、ア・リーグの本塁打王に輝いた新星。マーク・マグワイアが持っていた新人本塁打記録(49本)を30年ぶりに更新するなどセンセーショナルな活躍を見せた。
ベリンジャーも一発が魅力の大砲。4月25日のデビューから順調に本塁打を重ね、ナ・リーグ新人記録を更新する39本塁打を記録した。ちなみに、ドジャースは昨年のコリー・シーガーに続いて2年連続の新人王輩出。ブルックリン時代も含めて球団18人目の新人王誕生となった。
“W満票”は史上4度目
MLBの新人王を決めるのは、全米野球記者協会に所属する記者30名の投票。記者がふさわしいと思う選手を1位から3位までランク付けして投票し、1位は5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントで集計。獲得ポイントの多かった選手が新人王となるのだが、今年は30名全員がジャッジとベリンジャーを1位で投票。計150ポイントのいわゆる“満票”で文句なしの選出となった。
なお、両リーグとも“満票”受賞となるのは20年ぶりで史上4度目のこと。両リーグを沸かせた新星が歴史に名を刻んだ。
【両リーグ“満票”新人王】
1987年 マーク・マグワイア(アスレチックス)/ベニート・サンティアゴ(パドレス)
1993年 ティム・サーモン(エンゼルス)/マイク・ピアッツァ(ドジャース)
1997年 ノマー・ガルシアパーラ(レッドソックス)/スコット・ローレン(フィリーズ)
2017年 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)/コディ・ベリンジャー(ドジャース)