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リリーフで存在感を見せた下位入団のルーキーたち

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楽天の高梨雄平

ドラ9・高梨が大一番で存在感


 今年のルーキーは京田陽太(中日)、源田壮亮(西武)が、新人の安打数記録で話題にあがるなど大活躍を見せれば、浜口遥大(DeNA)は2ケタ10勝を達成した。浜口がドラフト1位、京田が同2位、源田が同3位と上位で入団した選手だが、下位指名で入団したルーキーたちもリリーフ陣を中心に存在感を見せた。

 JX-ENEOSからドラフト9位で楽天に入団した高梨雄平は、4月6日のソフトバンク戦で12球団のルーキーとして最初の白星を手にしたが、同月26日のロッテ戦で0回1/3を投げて5点を失い、5月1日に一軍登録を抹消された。それでも、6月7日に再昇格を果たすと、同日のDeNA戦から8月9日の日本ハム戦にかけて17試合連続無失点を記録。ビハインドゲームでの登板も多かったが、勝ち試合でも結果を残した。

 特にクライマックスシリーズでは、西武戦、ソフトバンク戦とフル回転。3連投したファーストステージの第3戦、1点リードの2死三塁で秋山翔吾を空振り三振に切ってとると、ファイナルステージ第1戦では、2点リードの7回1死一、二塁という場面でマウンドに上がり、長谷川勇也をダブルプレーに仕留めてピンチを脱するなど、変則左腕の“左キラー”として存在感を示した。


即戦力のオールドルーキーたち


 また、ロッテのドラフト5位ルーキー・有吉優樹は、最下位に沈んだチームの中で、明るい光となった。キャンプ、オープン戦でアピールし、開幕一軍入りを果たした有吉は、3・4月は8試合に登板して防御率0.00。5月は月間防御率7.59と苦しんだが、6月以降は再び安定感を取り戻し、最終的には防御率2.87でシーズンを終えた。来季は井口新監督の下、どのような場面でマウンドに上がるのか今から楽しみだ。

 ビハインドゲームの中で結果を残し、指揮官の信頼を手にした西武のドラフト5位・平井克典も、存在感を示したルーキーの1人。シーズン終盤には勝ち試合でも起用されるようになり、今回の侍ジャパンにも選出されている。その他、春先はセットアッパーを務めたドラフト5位・森原康平(楽天)なども良い働きを見せた。

 いずれも大学卒業後に社会人へと進み、プロ入りを果たした20代半ばのオールドルーキーたちだ。当然、10代や20代前半でプロの世界に足を踏み入れる選手たちよりも早い段階で結果を残すことが求められる。そういった状況の中で1年目からしっかりと結果を残し、与えられた役割の中で存在感を示したルーキーたち。プロの水にも慣れ2年目を迎える来季、彼らがどのような活躍を見せるのか、新シーズンの開幕を楽しみに待ちたい。


下位入団で活躍した主なルーキー


平井克典(西武)
ドラ5 / ホンダ鈴鹿
今季成績:42試 2勝0敗4H 防2.40

森原康平(楽天)
ドラ5 / 新日鉄住金広畑
今季成績:42試 2勝4敗13H 防4.81

小林慶祐(オリックス)
ドラ5 / 日本生命
今季成績:35試 2勝1敗1H 防3.98

有吉優樹(ロッテ)
ドラ5 / 九州三菱自動車
今季成績:53試 2勝5敗 16H 1S 防2.87

玉井大翔(日本ハム)
ドラ8 / 新日鉄住金かずさマジック
今季成績:24試 1勝2敗1H 防2.59

高梨雄平(楽天)
ドラ9 / JX-ENOS
今季成績:46試 1勝0敗14H 防1.03
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