ニュース 2017.11.19. 17:00

今年の戦力外・自由契約、何年のドラフトが多かった?

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中日を戦力外となった野村亮介(左)、ヤクルトを戦力外となった竹下真吾(右)

14年ドラフト組は20人が戦力外・自由契約


 今年は113人の選手が戦力外・自由契約の通告を受けた。その中でも、2014年のドラフト会議でプロ入りした選手が、最も多い20人が戦力外、自由契約となった。

 2014年のドラフトでプロ入りした選手を見ると、新人から3年連続20セーブを達成した山崎康晃(DeNA)、2年連続で2ケタ勝利を達成した有原航平(日本ハム)、今季勝率第1位のタイトルを獲得した薮田和樹(広島)などがいる。

 その一方で戦力外、自由契約になった選手もいた。山崎や有原と同じドラフト1位でプロ入りした野村亮介、竹下真吾がそうだ。中日を戦力外となった野村は、エースナンバー『20』を与えられたが、3年間で一軍登板は3試合。2年目以降は一軍のマウンドにあがることができなかった。竹下も3年間で一軍登板はわずかに1。1年目と3年目は二軍戦で投球回数を上回る四球数を与えるなど、制球難に苦しんだ。

 また、ドラフト3位で楽天に入団した福田は、1年目に開幕を一軍で迎えるなど67試合に出場。2年目以降は外野のレギュラーを奪うのではないかと期待されたが、2年目が36試合、3年目が9試合の出場にとどまり、わずか3年で楽天のユニフォームを脱ぐことになった。

 この年のドラフトは、京都大から史上初となるプロ入りした田中英祐(ロッテ)、14年夏の甲子園に“機動破壊”で注目を集めた脇本直人(ロッテ)、2010年春夏甲子園連覇を達成した中央大の島袋洋奨(ソフトバンク)、育成ドラフトでは世界の犠打王・川相昌弘の息子・拓也が育成2位で指名されるなど、話題に挙がる選手が多かった印象だ。

戦力外・自由契約となった2014年ドラフト組


【ソフトバンク】
ドラ5 島袋洋奨
育ドラ5 柿木映二

【楽天】
ドラ3 福田将儀
ドラ5 入野貴大
ドラ7 伊東亮大

【オリックス】
ドラ3 佐野皓大
ドラ4 高木 伴

【日本ハム】
ドラ5 瀬川隼郎

【ロッテ】
ドラ2 田中英祐
ドラ4 寺島寛大
ドラ7 脇本直人

【広島】
育ドラ1 松浦耕大

【巨人】
ドラ4 田中大輝
育ドラ2 川相拓也

【中日】
ドラ1 野村亮介
ドラ9 金子 丈

【ヤクルト】
ドラ1 竹下真吾
ドラ6 土肥寛昌
ドラ7 原 泉
育ドラ1 中島彰吾

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