パ・リーグ野手は19年ぶりの受賞
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2017」が20日に開催され、今シーズンの最優秀新人賞に源田壮亮(西武)と京田陽太(中日)が選出された。
パ・リーグは、トヨタ自動車からドラフト3位で西武に入団した源田が受賞。球団では2011年の牧田和久以来6年ぶり、パ・リーグ野手としては1998年小関竜也(西武)以来19年ぶりの新人王となる。
社会人時代から定評のあった堅実な守備で、長年定まっていなかった西武の遊撃手のレギュラーを獲得。新人としては56年ぶり4人目、遊撃手新人としては初のフルイニング出場を達成した。また、“課題”とされていた打撃面でも巨人・長嶋茂雄を抜き、史上3位となるシーズン155安打をマーク。また、盗塁王こそ届かなかったが、39盗塁でトップの西川遥輝(日本ハム)に2差に迫る37盗塁をマークするなど、走攻守で存在感を発揮した。
中日では川上憲伸以来19年ぶりの新人王
セ・リーグは中日の京田が選出。中日では1998年川上憲伸以来19年ぶりの受賞となった。
日大からドラフト2位で中日に入団した京田は、遊撃手のレギュラーとして141試合に出場し、新人ではセ・リーグ史上2位の149安打をマーク。打率.264、リーグ2位タイとなる23盗塁を記録するなど躍動した。
なお、両リーグ野手の受賞は1996年の仁志敏久(巨人)と金子誠(日本ハム)以来で21年ぶり、両リーグ遊撃手による新人王受賞は史上初となる。
投票結果
<セ・リーグ> ※有効投票数=286208 京田陽太(中日)
49 大山悠輔(阪神)
32 浜口遥大(DeNA)
1 西川龍馬(広島)
1 =該当者なし=
<パ・リーグ> ※有効投票数=258
252 源田壮亮(西武)
2 石川柊太(ソフトバンク)
2 山岡泰輔(オリックス)
1 甲斐拓也(ソフトバンク)
1 高梨雄平(楽天)
2017年・新人王
<セ・リーグ>京田陽太(中日)
☆内野手 1年目/23歳
―――――
141試合 打率.264(564-149) 本塁打4 打点36
二塁打23 三塁打8 塁打数200 盗塁23
犠打10 犠飛1 四球18 死球9 三振105
出塁率.297 長打率.355 OPS.652
<パ・リーグ>
源田壮亮(西武)
☆内野手 1年目/24歳
―――――
143試合 打率.270(575-155) 本塁打3 打点57
二塁打18 三塁打10 塁打数202 盗塁37
犠打26 犠飛4 四球36 死球6 三振100
出塁率.317 長打率.351 OPS.669