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復活を遂げた中日の鉄腕

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プロ野球最多記録の通算950試合登板を達成し、花束を手に笑顔を見せる中日の岩瀬仁紀投手=6日、東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES
 中日の鉄腕・岩瀬仁紀にとっては“復活”を印象付ける1年となった。

 99年にプロ入りして以来、プロ野球記録の15年連続50試合登板に加え、通算登板数や通算セーブ数、通算救援数も歴代1位を記録するなど、球界を代表するリリーバーとして活躍してきた。しかし、近年は左肘の故障により満足のいく投球を披露できず、昨季は15試合に登板して防御率6.10と、不本意なシーズンに終わっていた。

 しかし、今季は開幕一軍を掴むと、ビハインドゲームで結果を残し、5月には勝ちパターンの一角に組み込まれるようになる。そして6月は14試合に登板して、1勝0敗、10ホールド、防御率0.00と抜群の安定感を誇り、2005年4月以来の月間MVPを受賞。42歳(当時)という年齢でなお、第一線で活躍し続ける姿に、ニッポン放送の解説陣も感嘆していた。

 7月7日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタープレイボール』に出演した大矢明彦氏は「あれだけストッパーで頑張ってくれた人が、このポジション(セットアッパー)で自分の投球を工夫して、こういう賞(月間MVP)をもらえて嬉しい」と自分のことのように喜んだ。

 8月4日の巨人戦で、米田哲也氏の持つ通算949試合登板のプロ野球記録に並ぶと、6日の巨人戦でプロ野球新記録を、自身が持つ通算セーブ数を更新する形で樹立した。同日の『DeNA-広島戦』で解説を務めていた田尾安志氏の下に、岩瀬が通算950試合登板を達成したという一報が届くと、「タイ記録は勝ち投手、新記録にはセーブがついた。野球の神様もお祝いしたかのような結果ですね」と祝福した。

 岩瀬の今季終了時点での通算登板数は「954」。8月4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-中日戦』で解説を務めた山崎武司氏は、「鉄人ですよね。前人未到の1000試合という数字を狙って欲しい。来年50試合くらい投げてくれれば、1000試合いきますから。モチベーションにして欲しいなと思います」と期待を寄せる。ちなみに今季の登板数は50試合だ。

 不死鳥のように蘇った鉄腕・岩瀬。来季は、プロ野球界では誰一人成し遂げていない通算1000試合登板達成に期待がかかる。

▼ 岩瀬仁紀
通算成績:954試 57勝51敗404S 防2.23

【主なNPB記録】
通算登板数歴代1位 954
通算セーブ歴代1位 404
通算救援登板歴代1位 953
連続シーズン50試合登板 15年(99年~14年)
連続シーズン20セーブ 11年(04年~14年)
連続シーズン30セーブ 9年(05年~13年)
連続シーズン40セーブ 3年(05年~07年)

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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