悔いのない日々
ロッテは22日、田中英祐投手が現役を引退すると発表した。今後は一般企業に就職予定だという。
田中は京大から2014年ドラフト2位でロッテに入団。2015年にプロ初登板を果たすも、3年間で一軍登板はわずか2試合にとどまった。0勝1敗、防御率13.50。
「3年間のプロ野球生活は辛いことの方が多かったですが、自分の中では悔いのない日々を送ったという想いがあります。一番印象に残っているのは一軍で最初に登板をさせていただいた試合です。苦い結果となりましたが、超満員の観衆の中であれだけの応援を背に受けながらマウンドに上がれたのは野球をやっていて一番、嬉しかったです。その後はなかなかゲームで投げられない日々を過ごしましたが、それでも二軍の本拠地である浦和までわざわざ応援に来てくださった方々がたくさんいました。本当にありがたかったです。監督、コーチ、スタッフの皆様には親身になって指導をしていただき、自分にとってやりやすい環境を作っていただきました。感謝の気持ちしかありません」とプロ生活を振り返った田中。
さらに「これからは誰かのために頑張れる人間として、世界中の挑戦し続ける人たちのためになるような仕事が出来ればと考えています。短い間でしたが応援ありがとうございました。マリンでの大声援の中で投げられたことを忘れずに次のステージでも頑張っていきます」と再出発へ向け、気持ちを新たにした。