ハマスタレジェンドマッチ
★ TEAM YOKOHAMA 2-3 TEAM 1998 ☆
<11月23日 横浜スタジアム>
横浜スタジアムの改修を記念した特別試合「ハマスタレジェンドマッチ」が11月23日(祝・木)に行われ、横浜大洋ホエールズ時代に活躍した往年の名選手を中心とする『TEAM YOKOHAMA』と、1998年にセ・リーグ優勝&日本一を達成した横浜ベイスターズの選手を中心とした『TEAM 1998』が対戦した。
朝から降り続けていた雨もレジェンドマッチの前には上がり、ディアーナと歴代マスコットがフィールドに登場する頃には晴れ間も。その歴代マスコットに紛れて、かつてスタジアムで暗躍?した“黒い流星”こと「ブラックホッシー」が登場。ディアーナのメンバーを襲撃して三塁側ベンチ前に移動すると、かつて鎬を削った“因縁の相手”佐伯を挑発。ベンチから出てきた佐伯にドロップキックを見舞うも、その佐伯が「腕立てとワンダーコア」で鍛えた両腕を生かしたジャイアントスイングで応戦し、スタンドに詰めかけた2万3430人の観客を沸かせた。
その後、TUBEの前田亘輝さんが人生初となる始球式でバッターに『TEAM 1998』の権藤博監督を指名し、試合の幕が開いた。
先攻の『TEAM 1998』は、先頭の進藤達哉と佐伯のヒットでチャンスを作ったが、『TEAM YOKOHAMA』の先発・平松政次の後を受けた齊藤明雄が5番の中根仁を三振に切ってとる好リリーフ。これには齊藤も「お客さんがたくさん入ってユニフォームを着ると自然と燃えるものがでてくる。それなりのパフォーマンスはできた」と納得の表情を見せた。
すると1回裏、後攻の『TEAM YOKOHAMA』が、高木豊、ポンセ、松原誠の3連続二塁打で2点を先制。『TEAM 1998』の先発・野村弘樹を打ち込んだ。さらに5番・ラミレスがレフト前ヒットで続いたが、6番・高木由一の打球をショートに入っていたG.後藤武敏が華麗なフィールディングでダブルプレーに仕留める。
2回には“永遠番長”三浦大輔と多村仁志の対戦も見られたが、多村は右飛に倒れ、三浦に軍配があがった。
2点を追う『TEAM 1998』は3回表、先頭の進藤が安打で出塁すると、権藤監督は代走に現役の桑原将志を指名する本気采配。その後、二塁に進塁した桑原が4番・佐伯の内野安打の間に積極的な走塁でホームをついて1点差に迫った。
3回終了後には、TUBEの前田さんによるハーフタイムショーが行われ、サビを「あーベイスターズ」に変えた『あー夏休み』を披露。ここに今永昇太と桑原が乱入してスタンドを盛り上げると、遅れて登場した高城俊人がスマホを手に持って前田さんとの自撮りを敢行し、最後には『TEAM YOKOHAMA』の中畑清監督も参戦し、観客からは拍手が送られた。
4回からは現役選手が次々に出場。4回裏には今永と筒香の対戦も。ここで『TEAM 1998』の捕手に入っていた高城が“筒香シフト”を指令。内野と外野を一塁側に寄せると、筒香の打球はボテボテの三塁ゴロになる。これをマウンドから駆け下りた今永が捌き、辛うじてアウトとなった。
その後、交代した井納翔一が2つの四球などでランナーを溜めると、戸柱の中前打で二塁走者の屋鋪要が激走。一気に本塁を狙ったが、中堅手・桑原の好返球で判定はアウト。中畑監督の抗議も実らず、『TEAM YOKOHAMA』が1点リードのまま最終回の5回に突入した。
5回表、『TEAM YOKOHAMA』は“守護神”山崎康晃を投入したが、『TEAM 1998』は先頭の“首位打者”宮崎敏郎がヒットで出塁。すると続く関根大気の適時二塁打で試合は振り出しに。ここで二塁の守備に入っていた三浦大輔に打順が回り、送りバントで関根は三塁へ。
“ハマの安打製造機”鈴木尚典をバッターボックスに迎えると、筒香をはじめとする横浜高校出身のメンバーが鈴木尚の周辺に集まり記念撮影を敢行。これにタイミングを狂わされたのか、鈴木尚は三振に倒れるも、4番・佐伯が勝負強さを見せつけて適時打を放ち、『TEAM 1998』が勝ち越しに成功した。
その裏、『TEAM 1998』は五十嵐英樹、島田直也の継投で二死2塁までこぎ着けると、権藤監督がボールを持ってマウンドに向かい、ライトのブルペンからはTUBEの前田さんが運転するリリーフカーに乗った“大魔神”佐々木主浩が登場。ここで『TEAM YOKOHAMA』の中畑監督は代打で自身を指名する。その中畑監督が三遊間を抜くヒットで4番・筒香に繋ぐも、筒香は二ゴロに倒れて夢の祭典は終了を迎えた。
結局、試合は権藤監督率いる『TEAM 1998』が3-2で勝利。MVPには3安打2打点の活躍を見せた『TEAM 1998』の4番・佐伯が選ばれた。
佐伯は「なんとかファンの皆さんに姿かたちだけでも良いものを見せたかった」と語り、ブラックホッシーとの一戦には「久しぶりに良いファイトができた」と満足気。その一方で、「ベンチで隣だった三浦(大輔)の香水の匂いがきつくて早くベンチを出たかった」と笑いをとることも忘れなかった。
▼スコア
98|001 02|3
Y|200 00|2
▼スタメン
【TEAM 1998】
(三)進藤達哉
(二)小池正晃
(左)鈴木尚典
(一)佐伯貴弘
(中)中根 仁
(右)畠山 準
(捕)谷繁元信
(遊)G.後藤武敏
(投)野村弘樹
【TEAM YOKOHAMA】
(中)屋鋪 要
(二)高木 豊
(三)ポンセ
(一)松原 誠
(左)ラミレス
(右)高木由一
(遊)山下大輔
(捕)土井淳
(投)平松政次
★ TEAM YOKOHAMA 2-3 TEAM 1998 ☆
<11月23日 横浜スタジアム>
横浜スタジアムの改修を記念した特別試合「ハマスタレジェンドマッチ」が11月23日(祝・木)に行われ、横浜大洋ホエールズ時代に活躍した往年の名選手を中心とする『TEAM YOKOHAMA』と、1998年にセ・リーグ優勝&日本一を達成した横浜ベイスターズの選手を中心とした『TEAM 1998』が対戦した。
ドロップキックにジャイアントスイング!?
朝から降り続けていた雨もレジェンドマッチの前には上がり、ディアーナと歴代マスコットがフィールドに登場する頃には晴れ間も。その歴代マスコットに紛れて、かつてスタジアムで暗躍?した“黒い流星”こと「ブラックホッシー」が登場。ディアーナのメンバーを襲撃して三塁側ベンチ前に移動すると、かつて鎬を削った“因縁の相手”佐伯を挑発。ベンチから出てきた佐伯にドロップキックを見舞うも、その佐伯が「腕立てとワンダーコア」で鍛えた両腕を生かしたジャイアントスイングで応戦し、スタンドに詰めかけた2万3430人の観客を沸かせた。
その後、TUBEの前田亘輝さんが人生初となる始球式でバッターに『TEAM 1998』の権藤博監督を指名し、試合の幕が開いた。
先攻の『TEAM 1998』は、先頭の進藤達哉と佐伯のヒットでチャンスを作ったが、『TEAM YOKOHAMA』の先発・平松政次の後を受けた齊藤明雄が5番の中根仁を三振に切ってとる好リリーフ。これには齊藤も「お客さんがたくさん入ってユニフォームを着ると自然と燃えるものがでてくる。それなりのパフォーマンスはできた」と納得の表情を見せた。
3連続二塁打で『TEAM YOKOHAMA』が先制!
すると1回裏、後攻の『TEAM YOKOHAMA』が、高木豊、ポンセ、松原誠の3連続二塁打で2点を先制。『TEAM 1998』の先発・野村弘樹を打ち込んだ。さらに5番・ラミレスがレフト前ヒットで続いたが、6番・高木由一の打球をショートに入っていたG.後藤武敏が華麗なフィールディングでダブルプレーに仕留める。
2回には“永遠番長”三浦大輔と多村仁志の対戦も見られたが、多村は右飛に倒れ、三浦に軍配があがった。
権藤監督の本気采配&中畑監督の絶好調パフォーマンス
2点を追う『TEAM 1998』は3回表、先頭の進藤が安打で出塁すると、権藤監督は代走に現役の桑原将志を指名する本気采配。その後、二塁に進塁した桑原が4番・佐伯の内野安打の間に積極的な走塁でホームをついて1点差に迫った。
3回終了後には、TUBEの前田さんによるハーフタイムショーが行われ、サビを「あーベイスターズ」に変えた『あー夏休み』を披露。ここに今永昇太と桑原が乱入してスタンドを盛り上げると、遅れて登場した高城俊人がスマホを手に持って前田さんとの自撮りを敢行し、最後には『TEAM YOKOHAMA』の中畑清監督も参戦し、観客からは拍手が送られた。
筒香シフト発動も…
4回からは現役選手が次々に出場。4回裏には今永と筒香の対戦も。ここで『TEAM 1998』の捕手に入っていた高城が“筒香シフト”を指令。内野と外野を一塁側に寄せると、筒香の打球はボテボテの三塁ゴロになる。これをマウンドから駆け下りた今永が捌き、辛うじてアウトとなった。
その後、交代した井納翔一が2つの四球などでランナーを溜めると、戸柱の中前打で二塁走者の屋鋪要が激走。一気に本塁を狙ったが、中堅手・桑原の好返球で判定はアウト。中畑監督の抗議も実らず、『TEAM YOKOHAMA』が1点リードのまま最終回の5回に突入した。
守護神に明暗!?
5回表、『TEAM YOKOHAMA』は“守護神”山崎康晃を投入したが、『TEAM 1998』は先頭の“首位打者”宮崎敏郎がヒットで出塁。すると続く関根大気の適時二塁打で試合は振り出しに。ここで二塁の守備に入っていた三浦大輔に打順が回り、送りバントで関根は三塁へ。
“ハマの安打製造機”鈴木尚典をバッターボックスに迎えると、筒香をはじめとする横浜高校出身のメンバーが鈴木尚の周辺に集まり記念撮影を敢行。これにタイミングを狂わされたのか、鈴木尚は三振に倒れるも、4番・佐伯が勝負強さを見せつけて適時打を放ち、『TEAM 1998』が勝ち越しに成功した。
その裏、『TEAM 1998』は五十嵐英樹、島田直也の継投で二死2塁までこぎ着けると、権藤監督がボールを持ってマウンドに向かい、ライトのブルペンからはTUBEの前田さんが運転するリリーフカーに乗った“大魔神”佐々木主浩が登場。ここで『TEAM YOKOHAMA』の中畑監督は代打で自身を指名する。その中畑監督が三遊間を抜くヒットで4番・筒香に繋ぐも、筒香は二ゴロに倒れて夢の祭典は終了を迎えた。
MVP佐伯「良いファイトができた」
結局、試合は権藤監督率いる『TEAM 1998』が3-2で勝利。MVPには3安打2打点の活躍を見せた『TEAM 1998』の4番・佐伯が選ばれた。
佐伯は「なんとかファンの皆さんに姿かたちだけでも良いものを見せたかった」と語り、ブラックホッシーとの一戦には「久しぶりに良いファイトができた」と満足気。その一方で、「ベンチで隣だった三浦(大輔)の香水の匂いがきつくて早くベンチを出たかった」と笑いをとることも忘れなかった。
▼スコア
98|001 02|3
Y|200 00|2
▼スタメン
【TEAM 1998】
(三)進藤達哉
(二)小池正晃
(左)鈴木尚典
(一)佐伯貴弘
(中)中根 仁
(右)畠山 準
(捕)谷繁元信
(遊)G.後藤武敏
(投)野村弘樹
【TEAM YOKOHAMA】
(中)屋鋪 要
(二)高木 豊
(三)ポンセ
(一)松原 誠
(左)ラミレス
(右)高木由一
(遊)山下大輔
(捕)土井淳
(投)平松政次