「ファンの声援は僕の宝物」
日本ハムの榎下陽大投手が26日、札幌ドームで行われた「ファンフェスティバル」で今季限りで現役を引退し、球団職員に転身することを発表した。
榎下は同フェスの開会式にユニホーム姿で登場。「ファンの皆さま、7年間、いつも素晴らしいご声援ありがとうございました。ファイターズでプレーすることができて幸せでした。ファンの皆さまからのご声援は、僕の宝物です。一生忘れることはありません。そして、いつも僕の側で支えてくれた妻、いつも僕を笑顔にさせてくれた娘。本当にありがとう。鹿児島にいる、お父さん、お母さん、23年間大好きな野球をさせてくれて、ありがとう。来年からファイターズの球団職員として、働かせていただくことになりました。これからもファイターズのために精いっぱい頑張っていきます」などと話し、チームメイトから胴上げされた。
発表後には、鹿児島工高時代に甲子園でも対戦し、同期入団でもある斎藤佑樹から花束を受け取り、抱き合った。
榎下は九州産業大を経て、ドラフト4位で2011年に入団。2016年はシーズン自己最多の16試合に登板し、チームの逆転優勝にも貢献した。プロ7年間の通算成績は、35試合で2勝1敗、防御率3.76だった。