ニュース 2017.12.03. 17:00

移籍先が決まっていない戦力外・自由契約組

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背番号はNPB時代と同じ「25」
 今年は12球団あわせて113名が自由契約、戦力外通告を受けた。その中には、松井稼頭央(楽天 → 西武)、渡辺直人(西武 → 楽天)、中川大志(楽天 → DeNA)、武藤祐太(中日 → DeNA)、田代将太郎(西武 → ヤクルト)、山崎憲晴(DeNA → 阪神)のように移籍先が決まった戦力外、自由契約組も出てきている。

 一方で、来季の所属先が決まっていない選手が多いのが現状だ。巨人を自由契約となった村田修一がその一人。村田は横浜時代の07年、08年に本塁打王を獲得し、11年オフにFA権を行使して巨人へ移籍した。巨人では12年から3年連続で140試合以上に出場し、昨季も全143試合にフル出場。本塁打(25本)と打点(81)はチームトップの成績を残した。

 しかし今季は、村田と同じ三塁を守るマギーが加入したため、春先はベンチスタートが多かった。それでも、交流戦明けからは三塁や一塁でスタメン出場し、最終的には打率.262、14本塁打、58打点の成績を残し今季を終えた。今季の成績だけ見ると、他球団が獲得してもおかしくないが、若返りを図りたい球団が多く、まだ移籍先が決まっていない。

 投手ではソフトバンクを戦力外となった大隣憲司がそうだ。大隣は08年と12年に2度二桁勝利を記録したが、近年は故障が多く一軍での登板機会が減少。それに加えて、千賀滉大、武田翔太といった若手投手が台頭し、かつてローテーションに欠かせない存在だった大隣も気が付けば、去年と今年の一軍登板数はわずかに1試合ずつだった。

 大隣は11月15日に行われた合同トライアウトにも参加。合格者はトライアウト終了から約1週間を目途に連絡がくるとよく言われるが、ここまで移籍先が決まっていない状況だ。左の投手を手薄にしている球団が多い。大隣獲得に名乗りを挙げる球団は出てくるだろうか。

 その他、梵英心、松坂大輔といった実績のあるベテラン組もまだ来季の所属先が決まっていない状況だ。
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