◆ 東は「刺激になる存在」
DeNAの浜口遥大は6日、球団事務所で契約更改交渉を行い、3250万円増の4750万円(推定)でサインした。
神奈川大からドラフト1位で入団した左腕は、1年目からローテーションの一員として2ケタ・10勝(6敗)をマーク。球団の新人左腕としては59年ぶり3人目という快挙を達成。さらに初めてのポストシーズンで計2勝を挙げるなど、まさに獅子奮迅の活躍。新人王には届かなかったものの、リーグから『新人特別賞』の表彰を受けた。
推定年俸4750万円は、セ・パ両リーグの新人王である京田陽太(中日/4000万円)と源田壮亮(西武/4100万円)、さらに山岡泰輔(オリックス/4300万円)も抜いて今季のルーキートップの金額(※すべて推定)。これには「そこまで評価していただけるとは思わなかった」と驚いた様子を見せるも、「期待の分も含めた評価だと思います。それに恥じないように、来季もっともっといい成績を残せるように頑張りたいと思います」と気を引き締める。
初めての契約更改については、「緊張しました」と笑顔。1年目は「想像しているよりもキツイことが多かったです」と明かし、「身体的にもそうですし、気持ち的にもやっぱり勝てない時期もあったりして、凄くキツイなと思いました。そんなとき、特にジョーさん(高城俊人)からは、内容とかじゃなくてとにかく腕を振って来いというのを毎試合言ってもらって、自分のピッチングをできるように、周りの人に支えてもらってやらせてもらいました」と先輩への感謝を述べた。
成績について聞かれると、「10勝という数字はありましたけど、イニングも少なかったですし、来年はそこをもっと突き詰めていきたいなと思います」と満足はしていない様子。「慢心することなく1年やれた経験があるので、また今年の気持ちを忘れずに準備すること。来年は1年間ローテーションに入って、150イニング、160イニング投げられるようにしっかりと準備して臨みたいと思います」と2年目に向けた意気込みを語った。
また、新たに後輩としてドラフト1位で左腕(=東克樹)が入ってくることについては「刺激になる存在」としたが、「ライバルになりますけど、僕が今永(昇太)さんにしていただいたように、わからないことがあれば聞いてもらえたらと思いますし、そういう風に来たときには僕がやってもらったように東にもやってあげたいですね」と頼もしい発言も。
チームの勢いに乗って駆け抜けたルーキーイヤーを経て、2年目の来季はチームを快進撃に導く投球を…。来季のさらなる飛躍に期待が高まる。