入団会見を行ったDeNA・大和(C)KYODO NEWS IMAGES

 大和は、FA権を行使して阪神からDeNAに移籍した。

 内外野ともに、球界トップクラスの守備を誇る大和。一方で打撃面では、スイッチヒッターに転向した今季打率.280を記録したが、通算打率は.255と課題を残す。

 ただ、来季から本拠地にする横浜スタジアムでの通算打率は.344とかなり高い。

【横浜スタジアムでの通算打撃成績】
09年:出場なし
10年:率.000(0-0)本0 点0
11年:率.500(2-1)本0 点1
12年:率.667(12-8)本0 点6
13年:率.348(23-8)本0 点2
14年:率.379(29-11)本0 点3
15年:率.276(29-8)本0 点3
16年:率.294(17-5)本0 点3
17年:率.282(39-11)本0 点3

 対戦投手がチームメイトになるDeNAの投手ということもあり、来季も同じような活躍ができるかは不透明な部分はあるが、横浜スタジアムでは、2012年に打率.667(12-8)、6打点、13年が打率.348(23-8)、14年が打率.379(29-11)を記録。今季も9月28日と29日のDeNA戦(横浜スタジアム)で2試合連続マルチ安打を記録するなど、打率.282をマークした。また、移籍先となったDeNAにとっても、横浜スタジアムで打たれていた阪神の選手の獲得は大きいだろう。

 ちなみに今季まで本拠地にしていた甲子園では打率.260、その他のセ・リーグの球場でも打率1割台~2割台だった。

【セ・リーグ6球場の通算打撃成績】
横 浜:率.344(151-52)本0 点21
神 宮:率.289(166-48)本0 点19
甲子園:率.260(816-212)本0 点50
東京D:率.252(155-39)本0 点4
ナゴヤ:率.241(174-42)本2 点10
マツダ:率.184(152-28)本0 点6

 来季からセ・リーグの球場で、最も打った横浜スタジアムが本拠地のDeNAでプレーする大和。ハマスタでこれまで通りの活躍を見せることができるか注目だ。

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