◆ 気になる新人選手の背番号は?
10月26日に開催されたドラフト会議から1カ月ちょっと。運命の日に名前を呼ばれた選手たちは、順調にプロへの階段を登っている。
各球団で新入団選手の発表会が行われ、真新しいユニフォームに袖を通した新人選手たち。あわせて背番号も発表され、各々がプロに入るという実感を噛み締めた。
今回は各球団の新人選手の背番号を一挙にまとめた。「○番といえば~~だと言われるように」という意気込みが多く聞かれたように、初めてもらった番号を自分のものとすることができるか。活躍に期待したい。
◆ 新人選手の背番号 ~パ・リーグ編~
※育成除く
▼ ソフトバンク
26 吉住晴斗(投手/鶴岡東高)
28 高橋 礼(投手/専修大)
33 増田 珠(外野手/横浜高)
34 椎野 新(投手/国士舘大)
56 田浦文丸(投手/秀岳館高)
▼ 西武
19 斉藤大将(投手/明治大)
51 西川愛也(内野手/花咲徳栄高)
36 伊藤 翔(投手/徳島インディゴソックス)
61 平良海馬(投手/八重山商工高)
31 与座海人(投手/岐阜経済大)
63 綱島龍生(内野手/糸魚川白嶺高)
▼ 楽天
12 近藤弘樹(投手/岡山商科大)
13 岩見雅紀(外野手/慶応義塾大)
34 山崎 剛(内野手/国学院大)
47 渡辺佑樹(投手/横浜商科大)
50 田中耀飛(外野手/兵庫ブルーサンダーズ)
67 西巻賢二(内野手/仙台育英高)
56 寺岡寛治(投手/石川ミリオンスターズ)
▼ オリックス
29 田嶋大樹(投手/JR東日本)
30 鈴木康平(投手/日立製作所)
4 福田周平(内野手/NTT西日本)
46 本田仁海(投手/星槎国際湘南高)
25 西村 凌(捕手/SUBARU)
00 西浦颯大(外野手/明徳義塾高)
64 広沢伸也(内野手/大分商業高)
36 山足達也(内野手/Honda鈴鹿)
▼ 日本ハム
21 清宮幸太郎(内野手/早稲田実業)
35 西村天裕(投手/NTT東日本)
46 田中瑛斗(投手/柳ヶ浦高)
55 難波侑平(内野手/創志学園)
63 北浦竜次(投手/白鴎大足利)
50 鈴木遼太郎(投手/東北学院大)
52 宮台康平(投手/東京大)
▼ ロッテ
5 安田尚憲(内野手/履正社高)
4 藤岡裕大(内野手/トヨタ自動車)
27 山本大貴(投手/三菱自動車岡崎)
31 菅野剛士(外野手/日立製作所)
35 渡辺啓太(投手/NTT東日本)
62 永野将司(投手/Honda)
今ドラフトの目玉といえば、7球団が競合した末に日本ハムが交渉権を獲得した清宮幸太郎だろう。大谷翔平の後の「11」のゆくえと合わせて注目が集まっていたが、与えられた番号は「21」だった。
メジャーリーグでは通算3000本安打を放ったロベルト・クレメンテの番号としてもお馴染みであるが、日本では「18」に次ぐエースナンバーという認識のほうが強いように思う。球団でも土橋正幸氏や高橋直樹氏、清宮の前も武田久が背負った番号であり、やはり好投手の番号という印象。「21」に新たなイメージをつけることができるだろうか。
また、清宮と同じ高卒内野手のロッテ1位・安田尚憲は、いきなり一桁の「5」という良い番号を授かった。
球団で高卒1年目に一桁の番号をつけたのは西岡剛以来のこと。ロッテの「5」と言えば、通算打率.320を記録した“最強助っ人”レロン・リーがつけていたことで知られ、1991年から2010年まではファンから愛された名内野手・堀幸一がつけていた。
◆ 新人選手の背番号 ~セ・リーグ編~
※育成除く
▼ 広島
22 中村奨成(捕手/広陵高)
47 山口 翔(投手/熊本工高)
29 ケムナ・ブラッド誠(投手/日本文理大)
60 永井敦士(投手/二松学舎大付)
66 遠藤淳志(投手/霞ヶ浦高)
68 平岡敬人(投手/中部学院大)
▼ 阪神
18 馬場皐輔(投手/仙台大)
29 高橋遥人(投手/亜細亜大)
4 熊谷敬宥(内野手/立教大)
53 島田海吏(外野手/上武大)
34 谷川昌希(投手/九州三菱自動車)
66 牧丈一郎(投手/啓新高)
▼ DeNA
11 東 克樹(投手/立命館大)
8 神里和毅(外野手/日本生命)
12 阪口皓亮(投手/北海高)
24 齋藤俊介(投手/JX-ENEOS)
41 櫻井周斗(投手/日大三高)
54 寺田光輝(投手/石川ミリオンスターズ)
00 宮本秀明(内野手/パナソニック)
37 楠本泰史(内野手/東北福祉大)
50 山本祐大(捕手/滋賀ユナイテッドBC)
▼ 巨人
29 鍬原拓也(投手/中央大)
38 岸田行倫(捕手/大阪ガス)
46 大城卓三(捕手/NTT西日本)
52 北村拓己(内野手/亜細亜大)
63 田中俊太(内野手/日立製作所)
60 若林晃弘(内野手/JX-ENEOS)
66 村上海斗(外野手/奈良学園大)
93 湯浅 大(内野手/健大高崎高)
▼ 中日
46 鈴木博志(投手/ヤマハ)
40 石川 翔(投手/青藍泰斗高)
0 高松 渡(内野手/滝川二高)
50 清水達也(投手/花咲徳栄高)
49 伊藤康祐(外野手/中京大中京高)
59 山本拓実(投手/市西宮高)
▼ ヤクルト
55 村上宗隆(捕手/九州学院高)
15 大下佑馬(投手/三菱重工広島)
22 蔵本治孝(投手/岡山商科大)
9 塩見泰隆(外野手/JX-ENEOS)
48 金久保優斗(投手/東海大市原望洋高)
39 宮本 丈(内野手/奈良学園大)
32 松本直樹(捕手/西濃運輸)
53 沼田拓巳(投手/石川ミリオンスターズ)
ドラフト上位の選手が良い番号をつけるのは期待の現れ。球団側も歴代の背番号の流れなどを加味しながら候補を準備するものであるが、自身の希望を貫いた選手もいる。中日のドラフト1位・鈴木博志だ。
中日は球団伝統のエースナンバーである「20」を筆頭にいくつかの候補を持って行ったものの、鈴木は候補になかった「46」を希望したという。というのも、鈴木はメジャー最強守護神のクレイグ・キンブレル(レッドソックス)に強いあこがれを抱いており、キンブレルは2010年のメジャーデビューから「46」を背負い、その後パドレス、レッドソックスと移った今なお同じ番号を背負い続けている。
中日で「46」というと今季までは外野手の古本武尊がつけた番号で、その前も岩崎達郎や土谷鉄平と野手の印象が強い。鈴木は竜のキンブレルとなり、中日の「46」に新たな歴史を刻むことができるだろうか。