ニュース 2017.12.10. 10:00

“省エネ”投球が目立った先発投手は?

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巨人・菅野智之(C)KYODO NEWS IMAGES
 今季規定投球回に到達した投手はセパあわせて25人(セが12人、パが13人)だった。チームとしては先発投手に、少ない球数で1イニングでも多く投げて欲しいところ。今季規定投球回に到達した先発投手の1イニングあたりの球数(P / IP)を見ていきたい。

 1イニングあたりの球数が最も少なかったのは、菅野智之(巨人)の14.9球だ。菅野は今季、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し、沢村賞を受賞するなど大活躍の1年だった。100球以内での完投・完封はなかったが、5月16日のヤクルト戦は8回を投げて91球、7月22日のDeNA戦では8回を投げて98球と、8回を100球未満に抑えるピッチングが2度あった。

 有原航平(日本ハム)が15.0球で、菅野に次いで第2位。プロ3年目の今季は10勝13敗、防御率4.74とシーズンを通して不安定だったが、1イニング当たりの球数は少なかった。8月30日のソフトバンク戦では9回をわずか99球1失点で勝利投手になっている。

 ちなみに、規定投球回到達者で1イニングあたりの球数が最も多かったのがメッセンジャー(阪神)の17.5球だった。

【1イニングあたりの球数が少なかった投手トップ5】
1位 菅野智之(巨人)
1イニングあたりの球数:14.9
球数:2795
投球回:187 1/3

2位 有原航平(日本ハム)
1イニングあたりの球数:15.0
球数:2543
投球回:169

3位 野上亮磨(西武)
1イニングあたりの球数:15.11
球数:2177
投球回:144

4位 秋山拓巳(阪神)
1イニングあたりの球数:15.12
球数:2409
投球回:159 1/3

5位 美馬学(楽天)
1イニングあたりの球数:15.2
球数:2596
投球回:171 1/3

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