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西武・炭谷が9代目選手会会長に就任 歴代会長の就任1年目の成績は…?

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選手会会長のバトンを嶋基宏から引き継いだ炭谷銀仁朗(C)KYODO NEWS IMAGES

西武初の選手会会長


 日本プロ野球選手会は7日、大阪市内で一般社団法人通常総会および組合定期大会を開催。5期に渡って会長を務めた楽天・嶋基宏に代わって、西武の炭谷銀仁朗が第9代選手会会長に就任した。

 これで2代続けてパ・リーグの捕手が会長に就任。西武の選手としては初めての選任となった。

 選手会会長といってもなかなかイメージが沸きにくいかもしれないが、FA制度の導入や契約更改の改善といった選手側の要望を具現化するために尽力するほか、球界再編騒動や賭博問題といった球界を揺るがす問題・事件があればオーナーや日本野球機構側と話し合いを行うなど、とにかく臨機応変な対応が求められる。

 ただでさえ世間の注目を集める“プロ野球選手”という職業を代表する人物であり、常に12球団全選手を代表しての立ち居振る舞いが必要となるため、想像以上に心労の大きい役割と言えるだろう。

 実際のところ、これまでに会長を歴任した選手はどのような成績を残してきたのだろうか。負担の大きさにダウンしてしまうのか、はたまた発奮材料として活躍を見せたのか。歴代選手会会長の就任1年目の成績をしらべてみた


ほとんどの選手が二足のわらじを無難にこなす


 プロ野球選手会の初代会長は、1986年オフに就任した中畑清(巨人)だった。翌年は好調をキープしながらも故障で戦列を離れてしまうが、なんとか規定打席に到達。首位打者争いには敗れたものの、打率.321で4年ぶりとなる打率3割を記録した。

 中畑の後を受け継いだのが、同じく巨人の原辰徳。こちらもシーズン途中に故障で離脱を強いられたが、最終的には打率.303、20本塁打の好成績。入団から続けていた連続20本塁打以上の記録も繋ぐことに成功した。

 3代目の岡田彰布(阪神)と4代目の正田耕三(広島)は現役晩年だったこともあって目立った成績を残すことができなかったが、つづく古田敦也(ヤクルト)は2年ぶりの打率3割と3年ぶりの2ケタ本塁打をマーク。その後の在任期間も安定した成績を残し、会長最終年となった2005年以外は数字が大幅に下降することはなかった。

 その後は宮本慎也(ヤクルト)、新井貴浩(阪神)、そして前任の嶋基宏(楽天)へと受け継がれていったバトン。宮本はケガで出場機会を減らしながらも打率3割をマークし、新井や嶋も目立って成績を落とすことはなかった。

 選手会会長として迎える2018年シーズン、まず炭谷に待っているのは激しいポジション争いだ。控え捕手からの脱却を目指す岡田雅利に加え、森友哉も捕手として勝負を挑んでくる。大役を担いながら、定位置を守りぬくことができるか。注目が集まる。


日本プロ野球選手会・歴代会長


初代:中畑 清(巨人)
☆1986年11月5日就任
[1987年] 110試 率.321(371-119) 本6 点40 ※当時33歳

2代目:原 辰徳(巨人)
☆1989年7月25日就任
[1990年] 103試 率.303(366-111) 本20 点68 ※当時32歳

3代目:岡田彰布(阪神)
☆1992年7月26日就任
[1993年] 42試 率.170(53-9) 本1 点7 ※当時36歳

4代目:正田耕三(広島)
☆1995年12月5日就任
[1996年] 124試 率.235(480-113) 本2 点35 ※当時34歳

5代目:古田敦也(ヤクルト)
☆1998年12月4日就任
[1999年] 128試 率.302(483-146) 本13 点71 ※当時34歳

6代目:宮本慎也(ヤクルト)
☆2005年12月1日就任
[2006年] 73試 率.304(270-82) 本2 点34 ※当時36歳

7代目:新井貴浩(広島)
☆2008年12月4日就任
[2009年] 144試 率.260(558-145) 本15 点82 ※当時32歳

8代目:嶋基宏(楽天)
☆2012年12月8日就任
[2013年] 134試 率.257(447-115) 本4 点48 ※当時29歳

9代目:炭谷銀仁朗(西武)
☆2017年12月7日就任


※所属は当時のもの

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