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新たな可能性の解放へ…高卒ルーキーのコンバート案に注目

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日本ハム・清宮幸太郎(C)KYODO NEWS IMAGES

早くも“コンバート案”


 ドラフト会議から1カ月以上が過ぎ、各球団で続々と新入団選手発表会が行われている。

 自らの名前と背番号が入ったユニフォームに袖を通し、プロ野球選手になったことを改めて実感するルーキーたち。いよいよプロの第一歩となる新人合同自主トレも目前に迫ってきているなか、早くも“新たな挑戦”に期待がかかる選手たちがいる。

 たとえば、今秋の目玉・清宮幸太郎(早実→日本ハム1位)がその筆頭。高校時代は一塁が主だったが、栗山英樹監督は早くも三塁や外野も挑戦させることを明言。完全なコンバートというよりも、選手としての可能性を広げるのがねらいだと言う。

 たしかに、一塁となると外国人選手との競争になりやすいポジションであり、結果はどうあれ若いうちに他のポジションを経験しておくことは大きなプラスになる。もし一塁以外でも使えるとなれば、攻撃のバリエーションも増加するため、チームにとっても重要な問題だ。2月のキャンプで清宮がどこを守るのか、ひとつ注目ポイントになる。


九州の怪物も…

 
 清宮と同じく高校1年時から注目を集めた村上宗隆(九州学院高→ヤクルト1位)は、プロでは三塁で勝負することが決まった。

 高校通算52本塁打を放った大砲で、1年時から4番を務めた怪物スラッガー。直近は捕手としてプレーしており、守備や強肩でも高い評価を受けていたが、小川淳司新監督は三塁手として育てていく方針であることを明かしている。

 チームの三塁手と言えば2015年の首位打者・川端慎吾がいるものの、腰痛に苦しんだ今季は一軍出場なし。将来的には体の負担が少ない一塁への転向なども考えられることから、少しでも早い村上の成長が待たれる。


外野から内野へ…


 内野手が出場機会を求めて外野に挑戦する、というのはよくある流れであるが、逆に外野から内野への転向というのは珍しい。

 今年の新人では、増田珠(横浜高→ソフトバンク3位)がプロの世界で内野に挑戦する。高校時代は走攻守3拍子そろった外野手として活躍。夏の甲子園の後に行われたU-18・W杯にも外野手としてメンバーに名を連ねている。

 そんな増田が挑むのは三塁のポジション。チームでは松田宣浩が不動のレギュラーとして君臨しているものの、来年で35歳ということもあって後釜の育成は急務。プレーだけでなく元気でチームを引っ張る“熱男”の後継者として、明るくムードメーカーな一面を持つ男に白羽の矢が立った格好だ。

 背番号も松田がつけている「3」を重ねた「33」。球団からの厚い期待に応え、“2代目・熱男”を襲名することができるか。今後が楽しみだ。


 また、夏の甲子園優勝メンバーの西川愛也(花咲徳栄高→西武2位)も、プロでは内野手で登録されることが決まった。

 今夏の甲子園では全6試合に「3番・左翼」で出場し、全国制覇に貢献。しかし、高校2年時から肩のケガを抱えながらのプレーだったこともあり、ドラフトでの評価がどうなるのか注目が集まっていた。

 結果、西武が地元のスターを2巡目で獲得。まだリハビリ中という段階であるが、経過を見ながらプロでは内野手として育てていくことになるという。チームを率いる辻発彦監督も「まだ18歳ですから。いろいろと挑戦する価値がある」とコメントするに留まったものの、中村剛也の後釜候補として三塁に挑戦するのではという見方が多い。

 これまでも松井稼頭央をはじめ、中島宏之(現オリックス)や中村剛也、浅村栄斗と高卒の内野手を見事に育て上げてきたチームだけに、西川の将来がたのしみだ。




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