「常に強いドラゴンズでいられるように」
日本ハムからFA宣言した大野奨太の中日入団が正式に決定。13日に入団会見が行われた。
岐阜総合学園高から東洋大を経て、2008年のドラフト1位で日本ハムに入団した大野。大学四冠(春・秋リーグ、大学選手権、神宮大会)の偉業を達成した“最強東洋”の司令塔として鳴り物入りでプロ入りすると、1年目から77試合に出場。以降もコンスタントに出場つづけ、ここまでキャリア9年で794試合に出場しているという経験豊富な捕手だ。
「高い評価をしていただき、中日ドラゴンズの一員として優勝を目指せる環境を作っていただいたことに感謝をしています」と大野。決断の決め手については、「必要だと言っていただき嬉しかった。いち早く話しをいただけたということで、しっかり話をした上で決断していきたいと思いました。ずっと悩んできましたが、すっきりとした気持ちで野球に臨めるかなと思っています」と語る。
背番号は日本ハム時代と変わらず「27」に決定。中日では谷繁元信氏の退団以降空き番号となっていたが、「光栄なこと。谷繁さんのようにドラゴンズを愛して、ドラゴンズのために戦っていける選手になりたいと思っているので、本当にうれしい」と喜びを語った。
最後に「ドラゴンズは常に強く、常勝する球団だと思っています」と力強くコメント。「小さい頃からファンで強いドラゴンズを見てきたので、強いドラゴンズのピースとなれるように頑張りたいと思っています。森監督や中日ドラゴンズに感謝をしていますので、その恩返しの意味も込めて、常に強いドラゴンズでいられるように自分自身頑張っていきたいです。チームのために、チームが優勝することを考えて自分ができることをやっていきたいです」と意気込みを語った。
【大野奨太・プロフィール】
生年月日:1987年1月13日(30歳)
身長/体重:177センチ/78キロ
投打:右投右打
経歴:岐阜総合学園高-東洋大-日本ハム-中日
[今季成績] 83試 率.221(154-34) 本3 点13
[通算成績] 794試 率.216(1770-383) 本29 点155