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ベテランが奮闘も…巨人の一塁手を振り返る

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巨人・阿部慎之助(C)KYODO NEWS IMAGES【撮影日:2017年4月18日】

阿部が一塁でチーム最多出場


 巨人は72勝68敗3分と勝ち越しながらも、11年ぶりにBクラスに沈んだ。今季の一塁手事情を振り返ると、阿部慎之助がチーム最多の115試合に出場した。

 開幕から『4番・一塁』で出場した阿部は、中日との開幕3連戦で11打数6安打、2本塁打、8打点の大暴れ。サヨナラ3ランを放った第2戦の打撃に、同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-中日戦』で解説を務めた田尾安志氏は「トップの位置がぶれない。遠い位置から振れるんで、昨日のホームランも緩んでいるように見えたが、ヘッドスピードが出ていた」と高く評価した。

 3・4月は開幕10試合で4本のアーチを描くなど、打率.305、5本塁打、24打点と好スタートを切った。しかし5月に入ると、21日のDeNA戦から26日の広島戦第2打席にかけて14打席連続無安打を記録するなど、月間打率.200と落ち込んだ。

 5月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山崎武司氏が「本来のスイングじゃない。インパクトで抜けているところがある。コンディショニングの問題なのかなと思います」と指摘した。

 6月と7月も月間打率2割台前半と苦しんだが、通算2000安打を達成した8月は月間打率.344と復調。9月は再び成績が下降し、最終的には打率.262、15本塁打、76打点という成績だった。


守備面では不安な部分も…


 守備面では、慣れない一塁ということも関係しているのか、開幕直後の阿部の守備はやや不安定だった。

 4月11日の広島戦では、3点リードの6回一死一、三塁の場面、安部友裕が一塁へ放った打球を阿部が処理。三本間で止まっていた三塁走者・鈴木誠也を見て、阿部は二塁へ送球しようとしたが、その隙に鈴木に本塁の生還を許し、結局1つもアウトを奪うことができず。このプレーをきっかけに、大量失点に繋がってしまった。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務めている江本孟紀氏はこのプレーに「ランナーが一、三塁で、球が転がってきてホームに投げれば問題がないのに、セカンドを見たりして、1点をあげてしまった。自分の守備の事を忘れることはないですけど、体が動かなかったですね」と指摘した。

 翌12日の広島戦でも、9回二死一塁の場面で山口鉄也が一塁へけん制。一塁を守っていた阿部は、飛び出した一塁走者の丸佳浩を追いかけるも、二遊間との連携が上手く取れず、二塁への盗塁を許したということもあった。

 それでも、8月8日の阪神戦では、6回に上本博紀が一、二塁間のゴロも、倒れ込みながらキャッチし、ベースカバーのマイコラスに送りアウトにするなど、シーズン終盤には好プレーも増えた。

 今季一塁でチーム最多の115試合に出場した阿部だが、来年の3月で39歳を迎える。年齢的なことを考えると、フルで出場することも難しくなってくる年齢だ。中日から獲得した今季本塁打王のゲレーロは、三塁を守ることができ、マギーを一塁で起用し、阿部に休養を与えることも可能となる。ただ、若手、中堅の台頭が必要不可欠なポジションといえそうだ。

【一塁手の今季出場試合数】
阿部慎之助 115試合
中井 大介 34試合
村田 修一 30試合
マギー   20試合
脇谷 亮太 4試合
辻 東倫  3試合
岡本 和真 1試合

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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