高田先生もビックリ!?
先日12月12日(火)、私がアシスタントを担当している番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に、東京ヤクルトスワローズ 小川淳司新監督にゲストに来ていただきました。
今季一番記憶に残っている試合から、来季の展望、そして来季期待する若手選手まで、いろいろお話してくださいました。
(詳しくはradikoタイムフリーで一週間(12/19朝まで)お聞きいただけますので、是非聴いて下さいね。
高田文夫のラジオビバリー昼ズ | ニッポン放送 | 2017/12/12/火 11:30-13:00)
お話を伺っている道中で、高田先生が「新保、なんだそれは?お前は松村か!」と…。先生が指差す先にあったのは私がシーズン中つけている「プロ野球12球団資料ノート」と「取材ノート」でした。
ビバリー昼ズ金曜日担当の松村邦洋さんは、とにかくメモ魔!気づいたこと調べたこと、すべてノートに書き留め、そのノートが大量にご自宅にあるんです。松村さんの仕事に対する細かい姿勢や丁寧な向き合い方は、いつも勉強させていただいています。
取材ノートを公開!
さて、これがその、私の「プロ野球12球団資料ノート」です。
12球団ノート2017
手書きだし、きれいな字ではないし、毎日触るから表紙も汚いし、もっといろんな素晴らしい資料をつけたり、新聞記事のスクラップを作っていらっしゃったりと、すごい方々はたくさんいらっしゃるのでお見せするのはとても恥ずかしいのですが、シーズン全試合の各球団の結果、投手、ホームラン、その他気になる事項や特記事項などを書いています。
(間違い探しはしないでくださいね。放送でこのノートのデータを使う時にはきちんと別データで確認をとってから放送していますので…)
やはり、応援するスワローズは、書き込む情報が多いです。
12球団ノート2017スワローズ1
今年は、連敗で悲しんで、連敗ストップで喜ぶ、というのと、怪我人情報が多いのが特徴ですね…。また、今季も山田哲人選手のトリプルスリー達成を楽しみにしていたので、途中から打率がなかなか上がらないことが気になり、毎日打率を記録するようにもなりました。
12球団ノート2017スワローズ2
そのほか他球団に関しても同じ項目でデータを書き込み、優勝チームは優勝までのマジックカウントダウンを記入したり、個人的な記録を書き込んでおいたり、と、そんなノートになっています。こちらは、今シーズンのソフトバンクの優勝が決まる頃のページです。
12球団ノート2017ソフトバンク2
データをつける理由
なぜこんな風にデータをつけているかというと、野球中継の間の有楽町のスタジオと、中継終了後の情報番組「ショウアップナイターハイライト」を担当しているということがあるからというのが大きな理由です。
大好きな野球の番組を任せてもらっているのだから、より正しい情報を発信できるようにしなければいけない。そして、放送中手元に届く情報には書かれていない情報でも、『自分の記憶している』、『伝えた方が面白い』という情報やデータはきちんと伝えて、野球ファンの方にも、そうでない方にも楽しんでもらえる時間にしたいと思っています。
自分で収集した情報を正しく伝えるためには、こうやってノートに書いておけば確認できるし、今回のようにプロ野球シーズン以外で、ゲストに野球関係の方が来てくださった時に手元に置いておく安心材料にもなっています。
自己満足の部分もなくはないですが、でも、好きな野球のデータをつけるのはとにかく楽しいです。
ちなみに、取材の時に使っているノートは片手で持てるサイズのノートで、話を聞きながら書くので殴り書き…。自分でしか判別できない字になっています…。
インタビューさせてもらって録音したものを、あらためて書き起こしたりという時にも使っています。
入社当時のノート
ちなみに、こちらが、私が入社して「ショウアップナイター」を担当させてもらった初めての年2004年のパ・リーグのノート。
12球団ノート2004パ・リーグ
プロ野球再編問題が起こる年なので、まだ楽天がなく、近鉄とオリックス両方あります。現ソフトバンクのチーム名もダイエーですね。
そしてこれは2005年のセリーグノートのスワローズのページ。
12球団ノート2005スワローズ
愛するヤクルトスワローズは、古田敦也さんが選手兼任監督になる前年。真中、古田、宮本、岩村、ラミレス、川島、石川、藤井、館山といった名前が踊り、この年は青木が打率3割越え、年間202安打を決めています!
ああ懐かしい!!!(笑)
さらに、「佑ちゃん追っかけレポーター」として早稲田大学野球部を取材していたころのノートも大切にとってあります。
六大学&早稲田取材ノート
野球の仕事だけではないので、私が、野球の番組に向けてやっていることはまだまだたくさん足りないことがありますが、根底にある「野球が好き」という「熱」を大切に、その熱を、聴いて下さっている方とたくさん共有できるよう、これからも取材や放送を頑張っていきます。
(文=ニッポン放送アナウンサー新保友映)