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9年で残ったのは2人だけ…日本ハムの2008年ドラフト組

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中日に移籍した大野奨太(C)KYODO NEWS IMAGES

大野が中日へ移籍


 日本ハムからFA宣言していた大野奨太の中日入団が決定した。

 大学時代は東洋大の司令塔として活躍し、日本ハムでも9年間で794試合に出場。豊富な経験を買われ、背番号も谷繁元信氏が背負った「27」が与えられるなど、大きな期待がかけられている。

 「27」の前任・谷繁氏の引退以降、正捕手不在問題に苦しんできた中日。今季も松井将人や武山真吾、杉山翔大、木下拓哉といったところが起用されたが、首脳陣のハートを射止める選手は出てこなかった。

 それでも、森繁和監督によればレギュラー確約ということはなく、まずは競争させる方針とのこと。大野も「小さい頃からファンで強いドラゴンズを見てきたので、強いドラゴンズのピースとなれるように頑張りたいと思っています」と意気込みを語った。


5/7が移籍…


 大野は2008年のドラフト1位で日本ハムに入団。この年、日本ハムは7名の選手を指名したが、なんと現時点でチームに残っているのは5位の中島卓也と6位の杉谷拳士だけ。ほかの5名は全員移籍(その後の退団含む)しているのだ。

【日本ハムの2008年ドラフト指名】
1位 大野奨太(東洋大) ※2017年オフにFAで中日へ移籍
2位 榊原 諒(関西国際大) ※2013年オフに戦力外を経てオリックスへ移籍(2015年引退)
3位 矢貫俊之(三菱ふそう川崎) ※2015年途中にトレードで巨人へ移籍(2016年引退)
4位 土屋健二(横浜高) ※2012年オフにトレードでDeNAへ移籍(2015年引退)
5位 中島卓也(福岡工高)
6位 杉谷拳士(帝京高)
7位 谷元圭介(バイタルネット) ※2017年途中にトレードで中日へ移籍

 大野に次ぐ2位指名だった榊原は、おもに中継ぎとして活躍。2年目には10勝1敗、防御率2.63の好成績で新人王を受賞した。その後も中継ぎとして活躍を見せたが、2012年に肩の故障があってから野球人生が一変。2013年オフに戦力外となり、オリックスへと移籍した。なお、オリックスでは2年間プレーするも未勝利。復活を果たすことはできず、2015年オフに現役を引退した。

 3位の矢貫俊之と4位の土屋健二はともに大きな実績を残すことなく、それぞれトレードで巨人、DeNAへと移籍。しかし、移籍後も戦力とはなれず、両選手ともすでに現役を引退している。

 7位指名の谷元圭介は中継ぎとして活躍し、2016年の日本一に大きく貢献。年俸も1億円(推定)に達するなど、下位指名からの「大当たり」選手だった。しかし、今季途中に中日へと金銭トレードで移籍。来季は中日で大野と再びバッテリーを組むことになった。5年連続Bクラスと不振が続く中日に日本ハム旋風を巻き起こしたいところだ。


巻き返しにかける残留組


 また、現時点でチームに残っているの中島と杉谷のふたりは、ともにケガもあって今季は満足な成績を残すことが出来なかった。

 中島は今季も正遊撃手として期待されたが、ケガや不振もあって91試合の出場に留まるなど、一軍定着後としてはキャリア最低の出場試合数となってしまった。来季は今季ルーキーイヤーながら奮闘を見せた石井一成と正遊撃手の座を争うことになる。2年連続で全試合出場をしていた意地にかけても、ポジションを譲るわけにはいかない。

 杉谷も故障があり、わずか35試合の出場に終わった。オフには結婚という人生の転機も訪れただけに、来季は再び二塁手のレギュラー獲得を目指す。

 来季でプロ10年目を迎える2008年ドラフト組。日本ハムのその代は3人がユニフォームを脱ぎ、2人は名古屋へと働き場所を移した。それぞれの地で迎える節目の年、最も輝きを放つのは誰になるのか。日本ハムの2008年ドラフト組に注目だ。


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