◆ 「身が引き締まる思い」
ロッテは22日、加藤翔平の背番号変更を発表。来季から「10」になることが決まった。
2012年のドラフト4位でプロ入りした両打ちの外野手。5月12日に初めて一軍昇格を果たすと、その日の楽天戦で巡ってきたプロ初打席・その初球をライトスタンドへ。プロ野球史上初となる新人のプロ初打席・初球本塁打という離れ業をやってのけた。
ルーキーイヤーはフレッシュオールスターでもMVPを獲得するなど、随所で存在感を発揮。一気のレギュラー定着へ期待がかかったが、以降は故障などもあってやや伸び悩み気味。それでも今季は自己最多タイとなる98試合の出場を果たし、規定未到達ではあるものの自己最高の打率.266をマークしている。
今度こそレギュラー奪取へ。期待がかかる2018年を前に、「ずっと着けたいと思っていた」という背番号をゲットした。
加藤は「大学時代も着けていましたし、前からかっこいいと思っていました。子供が生まれた日にちも10日というのもあって、ずっと着けたいなと思っていました。変えていただけることは、本当に嬉しかったのと同時に身が引き締まる思いです」と喜びのコメント。
つづけて「自分の中では大松さんのイメージ。大松さんの事は以前から人としてすごく尊敬していた方なのでそういう選手に自分もなりたいという思いがあります。10番を着けさせていただいた方々に恥じをかかせない様なプレーをしていきたいと思いますし、期待に応えられる様に頑張ります」と意気込みを語り、「来季はとにかく一軍で試合に出続ける事、あと今まで先輩方に頼り過ぎていた部分が多かったと思うので、これからは自分たちがチームを引っ張るという気持ちを持って頑張っていきたいです」と決意を述べた。
【加藤翔平・プロフィール】
生年月日:1991年3月28日(26歳)
身長/体重:183センチ/84キロ
投打:右投両打
経歴:春日部東高-上武大-ロッテ
[今季成績] 98試 率.266(271-72) 本5 点27
[通算成績] 320試 率.251(890-223) 本9 点60