ダイヤモンドバックスと契約合意した平野佳寿

 オリックスからFA宣言した平野佳寿が、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約合意したとの報道が出た。

 平野は2005年大社ドラフト希望枠でオリックスに入団。プロ入り後は先発を務めていたが、5年目の10年からリリーフに配置転換。11年に最優秀中継ぎ投手に輝くと、13年から抑えに転向し14年に最多セーブのタイトルを獲得した。

 球界を代表するリリーフ投手に成長した平野は、メジャーの舞台でも1年目から即戦力としての活躍が期待される。では、メジャーの舞台で1年目から50試合以上に登板した日本人投手はどれくらいいたのだろうか。

長谷川滋利(エンゼルス)

97年:50試 3勝7敗 防3.93
→先発を務めることの多かったシーズン序盤は苦しみ、4月終了時点で防御率7.63と精彩を欠いた。シーズン中盤にリリーフに回ってからは安定し、シーズンが終了した時には防御率3.93で終えた。

佐々木主浩(マリナーズ)

00年:63試 2勝5敗37S 防3.16
→横浜時代の98年に当時日本新記録となるシーズン45セーブをマークした大魔神は、99年オフにFA宣言しマリナーズへ移籍。1年目から抑えを務め、当時のメジャー新人新記録となる37セーブを挙げ新人王に輝いた。

大塚晶則(パドレス)

04年:73試 7勝2敗2S 防1.75
→03年オフにポスティングシステムでパドレスへ移籍した大塚は、シーズン序盤はビハインドゲームでの登板が多かったが、守護神のホフマンに繋ぐセットアッパーに定着。リーグ最多の34ホールドを記録した。

高津臣吾(ホワイトソックス)

04年:59試 6勝4敗19S 防2.31
→日本通算最多の260セーブを引っさげ、海を渡った高津は、開幕から24試合連続無失点を記録し、“ミスターゼロ”と呼ばれた。最終的には19セーブ、防御率2.31という成績を残した。

斎藤隆(ドジャース)

06年:72試 6勝2敗24S 防2.07
→マイナー契約で入団した斎藤隆は、開幕直後に当時守護神だったエリック・ガニエが故障者リストに入ったため、メジャーに昇格。メジャーに昇格すると150キロを超える速球を武器にメジャーの強打者たちをねじ伏せ、シーズン途中から抑えも務めた。

岡島秀樹(レッドソックス)

07年:66試 3勝2敗5S 防2.22
→同じ年に日本からメジャーに挑戦し、チームメイトとなった松坂大輔は大きな注目を集めたが、岡島もリリーフで抜群の存在感を見せた。リリースの瞬間に顔を下に向けて投げる独特のフォームで、打者のリズムを狂わせ打ち取った。

小林雅英(インディアンス)

08年:57試 4勝5敗6S 防4.53
→ロッテ時代に“幕張の防波堤”と呼ばれた守護神は、07年オフにFA権を行使してインディアンスへ移籍。メジャー初登板で初勝利を挙げるなど、同年57試合に登板して4勝(5敗)、6セーブを挙げた。

高橋尚成(メッツ)

10年:53試 10勝6敗8S 防3.44
→マイナー契約でメッツに入団した高橋尚は、開幕直前にメジャー入りを果たす。先発では防御率5点台とピリッとしなかったが、リリーフでは防御率2点台と安定。規定投球回に届かなかったが2ケタ10勝をマークした。

この記事を書いたのは

岩下雄太

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