通算四球などで球団トップの鳥谷
今季通算2000安打を達成した鳥谷敬(阪神)は、入団1年目の9月11日の巨人戦から連続出場を続けるなど、長年チームの顔として引っ張ってきた。
通算記録を見ても、通算四球(1000)、通算得点(968)、通算打席数(8281)、通算三振(1186)といずれも歴代チームトップの成績だ。これだけでも貢献度がかなり高いことが分かる。
【通算四球】
2位 819四球 掛布雅之
3位 764四球 金田正泰
【通算得点】
1位 968得点 鳥谷 敬
2位 900得点 吉田義男
3位 892得点 掛布雅之
【通算打席数】
1位 8281打席 鳥谷 敬
2位 7882打席 藤田 平
3位 7833打席 吉田義男
【通算三振】
1位 1186三振 鳥谷 敬
2位 1100三振 桧山進次郎
3位 962三振 矢野燿大
来季更新が期待される記録は?
さらに来季は、通算出場試合数、通算安打、通算犠飛で球団の歴代トップに踊り出そうだ。通算出場試合数の球団1位が藤田平氏の2010試合、2位が吉田義男氏の2007試合、鳥谷は3位の1974試合に出場する。1位の藤田氏の記録に残り36試合に迫っており、雨天中止などもなく順調にいけば5月12日の広島戦(マツダ)で藤田氏の記録に並び、翌13日の試合で記録更新となりそうだ。
歴代安打数も1位が藤田氏の2064安打。2位が鳥谷の2015安打となっている。こちらも残り49安打ということもあり、5月から6月にかけて球団記録更新に期待がかかる。
そして、通算二塁打も藤田氏が持つ球団記録の355二塁打に残り21本に迫っている。昨季の二塁打数は16本だったが、今季は23二塁打、15年が21二塁打とコンスタントに20二塁打以上をマークする。シーズン終盤に、通算二塁打の記録更新も十分に考えられる。
出場試合数、安打、二塁打は球団記録を塗り替えそうだが、通算犠飛は少し微妙なところだ。1位は岡田彰布氏の通算55犠飛で、鳥谷は4位の49犠飛。残り6犠飛ではあるが、今季が2犠飛、16年が6犠飛、15年が3犠飛、14年が4犠飛と少々ハードルは高い。
通算四球、通算得点、通算打席数、通算三振などで阪神歴代1位の記録を持つ鳥谷。来季新たに、通算出場試合数、通算安打数などで、球団の歴代1位に輝くことはできるだろうか…。
阪神の主な歴代記録
【通算出場試合数】
1位 2010試合 藤田 平
2位 2007試合 吉田義男
3位 1974試合 鳥谷 敬
【通算安打】
1位 2064安打 藤田 平
2位 2015安打 鳥谷 敬
3位 1864安打 吉田義男
【通算犠飛】
1位 55犠飛 岡田彰布
2位 53犠飛 佐野仙好
3位 50犠飛 藤田 平
4位 49犠飛 鳥谷 敬
【通算二塁打】
1位 355二塁打 藤田 平
2位 339二塁打 藤村富美雄
3位 334二塁打 鳥谷 敬
※成績は阪神のみ
※2017年終了時点