「本当に真実なのかな」
楽天は6日、星野仙一取締役副会長が逝去したことを発表した。70歳だった。
突然の訃報を受けて、プロ野球界からは悲しみの声が続々と寄せられている。6日に幕張メッセで行われた『パワプロチャンピオンシップス2017 全国決勝大会』にゲストで出演した里崎智也氏は、「本当に真実なのかな、と思った」と驚きを隠せない様子で思い出を語った。
「昨年の夏頃、東京ドームで解説をした時にお会いしたのが最後だった」という里崎氏。その時は「痩せているなとは思った」としつつも、「顔つきは健康そうだった。いつも球場で見る星野さんという感じで、本当にまさかこんな早くに…というのが正直な感想です」と述べる。
2008年の北京五輪では“監督・星野仙一”の下でプレーをし、現役時代はロッテの選手として星野楽天と戦った間柄。印象については「“闘将”という肩書の通りで、試合になると誰よりも『勝ちたい』という想いを持っている人。まさに勝負師」とした一方で、「ユニフォームを脱げば本当に『お父さん』という感じ。優しく気を遣ってくれる人で、僕らからしたら“怖い”という印象はそんなにない」と世間とのギャップについても語ってくれた。
最後は「今まで球界のために尽力してくれた方ですので、星野さんが描いた未来を実現できるように、星野さんがやってきたことを僕らが志を受け継いでやっていきたい」と頼もしく語り、「僕も微力ではありますが、野球界を発展させていけるように頑張りたい」と決意を述べた。