現役選手がゲームの能力に物申す!?
1月6日(土)に幕張メッセで行われた「パワプロチャンピオンシップス2017 全国決勝大会」に、プロ野球12球団から代表1名ずつがゲストとして参加。トークショーやゲーム対決でイベントを盛り上げた。
トークショーでは、実際に『実況パワフルプロ野球』のゲームで再現されている自身の能力について、選手本人に聞いてみるという挑戦企画も。大のパワプロファンだと言うオリックスの山崎福也は「赤い部分をなくす」ことを誓った。
“赤い部分”というのは、いわゆるマイナスの特殊能力。山崎福也の場合は、被本塁打が多くなる『一発』と四球が多くなる『四球』、そして序盤の能力が下がる『スロースターター』という3つがつけられている。
『スロースターター』については、MCを務めるお笑いコンビ・ますだおかだの大のオリ党・岡田圭右さんも即反応。昨シーズン中、序盤でKOされて試合中に帰宅を命じられたことを本人にぶつけると、「2回ありましたね…」と苦笑いを浮かべた。
その後については、「落ち込むのは当たり前ですけど、いつまでも落ち込んではいられないので。切り替えて二軍でしっかりやろうと思いました」と当時の心境を振り返り、「今年はスロースターターをなくせるようにします!」と宣言した。
とはいえ、ベースとなる能力は軒並み向上。『対左打者』の欄が上がったことについては「(そんな印象)ありません」と即答したものの、球速やスタミナのアップについては「素直にうれしいですね」と喜んだ。
まだプロ4年目とはいえ、ドラフト1位で入団してきたことを考えるとまだまだ物足りないというのが正直なところ。今季からは背番号も0に変わり、まさにゼロからの再出発になる。
「今季はいい結果を残して、少しでもチームに貢献したい。Aクラスに入れるように頑張っていきたい」。プロ4年目の飛躍に期待が高まる。
みやぞん似の菅原は先発志望をアピール?
楽天からは1年目を終えた菅原秀がトークショーに参加。大卒右腕はルーキーイヤーから29試合に登板し、1勝負けなしで最初のシーズンを終えた。
本人が真っ先に挙げる課題はコントロール。開幕時と比べて数値的には微増となっているものの、ランクは変わらずのF(S~Gの8段階中)。「Fは調子良い時で、基本Gだと思ってますので」と謙遜しつつ、「『四球』もついてしまったので、ここを改善していかないとと思います」と語る。
その他では『回復』と『ケガしにくさ』の欄を挙げ、丈夫な投手になることを目標として掲げる。「スタミナには自身があります」と語り、「今年はリリーフだったのでEになっていると思いますが、Cくらいはあるかなと思う」とコメント。ゆくゆくは先発を目指して、「先発するためにもコントロールを上げていかないといけないですね」とした。
1年目から一軍マウンドを経験するも、「昨季は不甲斐ない部分も多かった」と菅原。「今年はもっとファンの期待に応えられるように頑張る」と2年目への意気込みを語った。