「日本一になりたい」

　西武の松井稼頭央が11日、都内で行っている自主トレを公開した。

　今季から15年ぶりに古巣・西武に復帰する松井。新たなユニフォームを着てプロ25年目のシーズンに挑むことになるが、「特別変わりなく、今のところ順調に来ている」と現状を報告。「瞬発系のトレーニングも取り入れながら、なんとかまだまだ走れるぞというところを見せていけたら」とテーマを掲げた。

　球界屈指のスピードスターも、今年の10月には43歳になる。「盗塁とかって言うより、スピードを維持すること」が重要と語り、ポジションについても「言われたところでしっかり貢献して、結果を出せるように。どこでもいけるような体づくりを」と話す。

　目標は「勝つこと」。「僕もライオンズでは日本一になったことがないので。全員で同じ方向を向いて、まずは優勝。そして日本一。高い目標でやっていきたい」と語り、「残り少ない野球人生、最後に日本一になりたい。チーム全員で、ライオンズファンの皆さんと喜びを分かち合えるようにしたい」と意気込んだ。