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昨年は6人…2年連続2ケタ勝利の難しさ

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楽天の則本昂大

2年連続で2ケタ勝利を記録した投手は…


 キャンプインまで2週間、まだまだ寒さは厳しいが、球春が間近に迫ってきた。

 新人合同自主トレに各球団主力選手の自主トレ公開と、2018年シーズンに向けたプロ野球の話題が増えるなか、開幕ローテを目指す投手陣から聞こえてくるのが、「2ケタ勝利」という言葉。2ケタ勝利を手にするには、シーズンを通してローテーションを守り、試合を作ってチームを勝利に導かなければならない。そういった意味では、一軍で活躍する先発投手の“証”と言っていいだろう。

 ちなみに、2016年シーズンに2ケタ勝利を挙げた投手は、セ・パ合わせて21人(セ:7人、パ:12人)いたが、翌2017年も2ケタ勝利をマークした投手はわずかに6人だった。この結果を見ても、継続して2ケタ勝利を挙げることがいかに難しいことか分かる。

【2016年2ケタ勝利を記録した投手】
<セ・リーグ>
16勝 野村祐輔(広島)
15勝 ジョンソン(広島)
12勝 メッセンジャー(阪神/☆)
11勝 山口 俊(DeNA)
10勝 黒田博樹(広島)、田口麗斗(巨人/☆)、岩貞祐太(阪神)

<パ・リーグ>
15勝 和田毅(ソフトバンク)
14勝 武田翔太(ソフトバンク)、石川歩(ロッテ)
12勝 千賀滉大(ソフトバンク/☆)、菊池雄星(西武/☆)
11勝 有原航平(日本ハム/☆)、則本昂大(楽天/☆)
10勝 大谷翔平(日本ハム)、高梨裕稔(日本ハム)、増井浩俊(日本ハム)、涌井秀章(ロッテ)、西勇輝(オリックス)

※カッコ内は当時の所属球団
※☆=2年連続の2ケタ勝利投手

 2年連続で2ケタ勝利を達成した投手を見ると、セ・リーグはメッセンジャー(阪神)、田口麗斗(巨人)の2人、パ・リーグは菊池雄星(西武)、千賀滉大(ソフトバンク)、則本昂大(楽天)、有原航平(日本ハム)の4人だ。

 この中でも毎年安定して白星を積み重ねているのが則本。ルーキーイヤーの13年に15勝をマークすると、14年が14勝、15年が10勝、16年が11勝、17年が15勝と5年連続で2ケタ勝利をマークしている。敗戦数も14年以降は3年連続で2ケタを記録していたが、昨季は自身のシーズンでは最も少ない7敗。勝ち星を伸ばすとともに、敗戦数を減少させた。


難しい2ケタ勝利


 一方、2年連続で2ケタ勝利を達成できなかった投手は、引退した黒田博樹(広島)を除くと14人。半分以上の投手が10勝未満にも終わっている。

 16年に初めて10勝以上を挙げた岩貞祐太(阪神)、山口俊(巨人)、高梨裕稔(日本ハム)は思うように星を伸ばせず、抑えから先発に転向して10勝を挙げた増井浩俊(日本ハム)は抑えに戻ったこともあり2ケタ勝利に届かなかった。

 また、2016年最多勝の和田毅(ソフトバンク)や野村祐輔(広島)をはじめ、武田翔太(ソフトバンク)、大谷翔平(日本ハム)、西勇輝(オリックス)、涌井秀章(ロッテ)、石川歩(ロッテ)、ジョンソン(広島)といった“エース格”の投手たちも、2ケタ勝利を記録することができなかった。和田、ジョンソン、大谷などは故障で離脱する期間が長く、新人の14年から3年連続で2桁勝利を挙げていた石川は不振に陥り、わずか3勝にとどまった。

 初めて2ケタ勝利を達成した投手だけでなく、エース格と呼ばれる投手たちでも、連続して10勝以上を挙げることが難しい。17年はセ・パあわせて20人(セ:11人、パ:9人)の投手が2ケタ勝利を記録したが、いったい何人の投手が今年も10勝以上マークするか、注目したい。

【2017年2ケタ勝利を記録した投手】
<セ・リーグ>
17勝 菅野智之(巨人)
15勝 薮田和樹(広島)
14勝 マイコラス(巨人)
13勝 田口麗斗(巨人)
12勝 岡田明丈(広島)、秋山拓巳(阪神)
11勝 メッセンジャー(阪神)、今永昇太(DeNA)
10勝 大瀬良大地(広島)、ウィーランド(DeNA)、浜口遥大(DeNA)

<パ・リーグ>
16勝 東浜巨(ソフトバンク)、菊池雄星(西武)
15勝 則本昂大(楽天)
13勝 千賀滉大(ソフトバンク)、バンデンハーク(ソフトバンク)
12勝 金子千尋(オリックス)
11勝 野上亮磨(西武)、美馬学(楽天)
10勝 有原航平(日本ハム)

※カッコ内は当時の所属球団

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