◆ 今永、浜口、山崎康等に期待
2年連続Aクラス入りを果たし、19年ぶりに日本シリーズに進出したDeNA。チームが上昇した要因の1つに投手陣が当てはまるが、その中から今季個人タイトルを獲得する選手が現れるか気になるところ。
DeNAは2006年に加藤武治が最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したのを最後に、最優秀防御率、最多奪三振、最多勝、勝率第1位、最優秀中継ぎ投手、最多セーブといった個人タイトルを獲得した投手がいない。今季DeNAの投手陣の中からタイトルを獲得者が現れれば、12年ぶりの快挙となる。
先発陣は今永昇太、石田健大、浜口遥大、ウィーランド、井納翔一と充実している。今永は昨季防御率リーグ5位の2.98、リーグ7位の11勝、リーグ4位の140奪三振を記録した。最優秀防御率のライバルには、この5年間で3度同賞を受賞し、そのうち2度1点台(15年は防御率1点台もタイトル獲得していない)を記録している菅野智之(巨人)がおりハードルはかなり高い。
勝ち星はチームとの兼ね合いもあるが、奪三振のタイトルは獲得に期待がもてそうだ。昨季最多奪三振のマイコラスが退団。菅野、メッセンジャーらがライバルとなりそうだが、今永は昨年の日本シリーズで07年のダルビッシュ有以来となる2試合連続2ケタ奪三振を達成するなど、奪三振能力が高い。日本シリーズの時のように三振を奪うことができれば、チャンスは十分にある。
昨季10勝をマークした浜口も、最多奪三振のタイトル獲得に期待したい。22試合に登板して2ケタ奪三振をマークした試合は1試合のみだったが、今永に次ぐリーグ5位の136奪三振を記録。奪三振率は上位5人の中でトップの9.90をマークした。ちなみに100イニング以上投げた投手の中では、最も高い奪三振率だった。
チームの勝ち星が昨季以上に増えれば、守護神・山崎康晃のセーブ機会も増える。そうなれば、最多セーブの獲得も夢ではない。山崎康は昨季、一時的に中継ぎに配置転換となったため26セーブだったが、1年目が37セーブ、2年目が33セーブを稼いだ。シーズン通して抑えを務めれば、自身初のタイトルも見えてくる。
DeNAの投手陣は今季、先発陣が05年の三浦大輔(最優秀防御率、最多奪三振)、門倉健(最多奪三振)、リリーフ陣は06年の加藤武治(最優秀中継ぎ投手)以来となる個人タイトルを獲得できるか注目だ。
◆ DeNA投手の個人タイトル歴代獲得者
▼ 最優秀防御率
60年 1.75 秋山 登
79年 2.39 平松政次
82年 2.07 斉藤明雄
92年 2.05 盛田幸妃
05年 2.52 三浦大輔
▼ 最多勝
70年 25勝 平松政次
71年 17勝 平松政次
78年 17勝 野村 収
83年 18勝 遠藤一彦
84年 17勝 遠藤一彦
93年 17勝 野村弘樹
▼ 最多奪三振
96年 206奪三振 斎藤 隆
05年 177奪三振 三浦大輔、門倉健
※1991年からタイトル制定
▼ 勝率第1位投手
60年 .677 秋山 登
68年 .700 島田源太郎
71年 .692 坂井勝二
97年 .769 三浦大輔
※1950年~1972年まで最優秀勝率投手
※2013年から勝率第1位投手
▼ 最優秀中継ぎ投手
97年 24.75RP 島田直也
01年 28.40RP 木塚敦志
06年 35HP 加藤武治
※1996年から制定
※1996年~2004年までリリーフポイント
※2005年~ホールドポイント
▼ 最多セーブ
83年 32SP 斉藤明雄
86年 28SP 斉藤明雄
92年 33SP 佐々木主浩
95年 39SP 佐々木主浩
96年 29SP 佐々木主浩
97年 41SP 佐々木主浩
98年 45SP 佐々木主浩
※1974年から制定
※2004年まで最優秀救援投手
※2005年から最多セーブ投手