ニュース 2018.01.20. 18:00

監督“再登板”でリーグ優勝に導いた指揮官は?

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ヤクルトの小川淳司監督
 ヤクルトの小川淳司監督が今季、4年ぶりに同球団で指揮を執る。昨季球団ワーストとなる96敗を喫し最下位に終わったヤクルトを立て直すことが第一だが、その先にはAクラス、リーグ優勝という目標がある。

 小川監督は4年ぶりにヤクルトで采配を振るうことになったが、これまでに監督“再登板”でリーグ優勝に導いた指揮官はいるのだろうか…。調べてみると巨人は藤田元司、長嶋茂雄、原辰徳など再び指揮を執った監督がリーグ優勝に導く事が多い。

 第1次政権時代の初年度(02年)にリーグ優勝と日本一を達成しながら翌年退任した原監督は、06年に監督復帰後は10年で6度のリーグ優勝、2度日本一に導いた。07年~09年、12年~14年までリーグ3連覇を達成し、09年にはWBC日本代表監督して世界一に輝くなど、その手腕を発揮。先日、エキスパート部門で野球殿堂入りを果たした。

 巨人以外の球団でみると、星野仙一監督が当てはまる。星野監督は第1次政権時代の88年にリーグ優勝し、91年に退任。ナゴヤ球場最終年となった96年から監督再就任を果たした。96年は2位だったが、ナゴヤドームが開場した97年は最下位。攻撃的なスタイルから広いナゴヤドームにあった投手力を中心にした野球を展開し、99年には11年ぶりにリーグ優勝した。星野監督は01年に中日の監督を退任後、03年に阪神、13年に楽天でリーグ優勝を達成し、楽天時代の13年には初めて日本一監督となった。

 再び監督を務めることになった小川監督は、ヤクルトを優勝に導く事ができるか注目だ。

【監督再登板でリーグ優勝した主な監督】
長嶋茂雄(巨人)
第1次政権:75年~80年
第2次政権:93年~01年
リーグ優勝:94年、96年、00年
日本一:00年

藤田元司(巨人)
第1次政権:81年~83年
第2次政権:89年~92年
リーグ優勝:89年、90年
日本一:89年

原辰徳(巨人)
第1次政権:02年~03年
第2次政権:06年~15年
リーグ優勝:07年~09年、12年~14年
日本一:09年、12年

星野仙一(中日)
第1次政権:87年~91年
第2次政権:96年~01年
リーグ優勝:99年
日本一:なし

上田利治(オリックス)
第1次政権:74年~78年
第2次政権:81年~90年
リーグ優勝:84年
日本一:なし

バレンタイン(ロッテ)
第1次政権:95年
第2次政権:04年~09年
リーグ優勝:05年
日本一:05年

※リーグ優勝、日本一は第2次政権のみ

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