阪神に加入したロサリオ

 阪神は今オフ“4番打者”候補として、韓国プロ野球で2年連続3割・30本塁打・100打点を達成したロサリオを獲得した。昨季は20本塁打を放った中谷将大がチームトップと、長打力不足に喘ぐ。阪神はロサリオの加入で、長打力不足解消を図る。

 大きな期待がかかるロサリオだが、日本でプレーしたことがないので、どこまで活躍できるかは現時点では不透明。ここでは最近10年で阪神が獲得した自前の外国人たちが、来日1年目にどのような働きを見せたのか見ていきたい。

 2010年に阪神に加入したマートンは、前年に引退した赤星憲広が守っていたセンターのレギュラーポジションを掴み、開幕から安打を量産。当時のNPBシーズン新記録となる214安打を放ち、首位打者を逃したが打率も.349を記録した。マートンは翌年以降も、阪神打線には欠かせない打者として、翌11年と13年に最多安打、14年には首位打者に輝き、在籍6年間で1020本の安打を積み重ねた。

 ロサリオと同じ長距離砲でいえば、14年から3年間プレーしたゴメスも活躍した選手のひとりだ。1年目のゴメスは春季キャンプの合流が遅れ、オープン戦も終盤に出場しただけと不安を残したが、巨人との開幕戦で来日初安打・初打点を記録。開幕から球団新記録となる27試合連続出塁をマークした。長打という面では、広い甲子園を本拠地にしながら来日1年目に26本のアーチを描き、打点は109打点を挙げタイトルを獲得した。

 マートンとゴメスは優良助っ人だったが、失敗した外国人野手も多い。08年に阪神でプレーしたフォードは、ツインズ時代の04年に154試合に出場して、打率.299を記録した打者だったが、阪神ではボール球に手を出すなど日本の投手に苦しみ1年で退団。

 翌09年に阪神に加入したメンチも、レンジャーズ時代に2年連続で20本塁打を放つなどメジャー通算89本塁打を記録した大砲だったが、日本ではストレートに対応できず1本も本塁打を放つことができなかった。

 メジャーでの実績があっても、日本の野球に馴染めず1年で退団した助っ人もいる。ロサリオは日本の野球に順応し、1試合でも多く阪神の勝利に貢献する打撃を披露してほしいところだ。

【2008年】
フォード(外野手)
08年成績:47試 率.225 本3 点11

【2009年】
メンチ(外野手)
09年成績:15試 率.148 本0 点2

【2010年】
マートン(外野手)
10年成績:144試 率.349 本17 点91

【2013年】
コンラッド(内野手)
13年成績:24試 率.175 本0 点0

【2014年】
ゴメス(内野手)
14年成績:143試 率.283 本26 点109

【2015年】
ペレス(外野手)
15年成績:3試 率.000 本0 点0 ※途中加入

【2016年】
ヘイグ(内野手)
16年成績:31試 率.231 本2 点11

【2017年】
キャンベル(内野手)
17年成績:21試 率.191 本1 点5

ロジャース(内野手)
17年成績:40試 率.252 本5 点23 ※途中加入

この記事を書いたのは

岩下雄太

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