かつてはジャイアンツに所属し、メジャー出場歴もあるペゲロ

◆ キャンプ参加のテスト生が決定

 ロッテは25日、春季キャンプテスト生として参加する3名の選手を公表。前ソフトバンクの大隣憲司と李杜軒、そしてBCリーグ・富山のフランシスコ・ぺゲロが入団をかけた戦いに挑む。

 今回取り上げたいのは、NPB組に混じってテストに挑むBC戦士のペゲロだ。ドミニカ出身の29歳には、ロッテの秘密兵器となりうる力がある。

◆ 苦しんだ打線の救世主に…

 1988年6月1日生まれの右の外野手。2006年からサンフランシスコ・ジャイアンツの一員となり、2012年にメジャーデビュー。2年間で35試合に出場し、本塁打も1本放っている。

 その後はメキシカンリーグを経て、昨季からBCリーグの富山GRNサンダーバーズに加入。すると1年目からその打棒が爆発し、70試合の出場でリーグ2位の打率.387をマーク。本塁打20に打点52を挙げ、115安打は2007年の野原祐也(富山/113安打)を抜くリーグのシーズン安打の新記録となった。

 昨季リーグ最下位に沈んだロッテ。課題は山積みであるが、なかでも12球団ワーストのチーム打率に終わった打線の強化は欠かせない。まだテスト生という段階であるものの、日本で1年間プレーした経験があるドミニカンにかかる期待は大きい。

 “BC最多安打男”の看板を引っさげ、いざNPBの舞台へ…。フランシスコ・ぺゲロの挑戦から目が離せない。

▼ フランシスコ・ぺゲロ
出身:ドミニカ共和国
生年月日:1988年6月1日(29歳)
身長/体重:183センチ/97キロ
投打:右投右打
[昨季成績] 70試 率.387(297-115) 本20 点52 

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