ニュース 2018.01.27. 16:09

カギ握る外国人選手、大野奨加入の中堅ライン 中日キャンプの見どころ

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中日の森繁和監督

松坂とともに注目の新戦力


 2月1日から各球団の春季キャンプが一斉に開始される。5年連続Bクラスと低迷する中日は、今季も沖縄(一軍は北谷、二軍は読谷)で新シーズンのスタートを切る。

 テストを経て入団が決定した松坂大輔に注目が集まるが、強竜復権のためには、既存戦力の底上げと外国人ら新戦力の台頭は必須。ここでは中日キャンプの見どころをいくつか紹介したい。

カギを握る4人の新外国人


 昨季の本塁打王・ゲレーロ、近年の投手陣を支えてきたバルデス、ジョーダンがオフにチームを去った。新たに加わったのは、ジーとガルシアの投手2名に、ともに両打ちの外野手であるアルモンテとモヤ。ここに3年目を迎えるビシエドを加え、新シーズンは5名の助っ人体制でスタートする。

 右腕のジーは昨季、レンジャーズとツインズの2球団でプレーし、18試合に登板して3勝2敗、防御率3.47の成績。メッツ時代の11年と13年には2ケタ勝利を挙げるなど、メジャー通算51勝の実績を持つ。ガルシアは昨季、ロイヤルズでプレーし、2試合の登板で0勝1敗、防御率13.50の成績。通算5試合登板とメジャーでの実績こそ乏しいが、昨季の3A成績は7勝3敗。伸びしろがある長身左腕だ。

 アルモンテとモヤは、メジャーでの成績を見る限りともに中距離タイプ。中日の助っ人野手は近年、ルナ、ビシエド、ゲレーロなど、1年目から順応する選手が多く、両選手にも即戦力として期待したい。

 昨季のバルデスとジョーダンが安定していただけに、新外国人投手の2人にも、前任者に近い活躍を求めたい。特に先発陣は、楽しみな若手は多いもののシーズンを戦い抜いた経験者が少ない。昨季、チーム内で規定投球回をクリアしたのは、大野雄大とバルデスの二人だけ。特にジーには、バルデスに替わるイニングイーターとして期待。さらにガルシアも先発で使えるなら、現時点で起用法が不透明な又吉克樹を、勝ちパターンとして救援へ回せる。

 外国人野手は実績のあるビシエドがファーストチョイスと見られ、同タイプのアルモンテとモヤは春季キャンプから競争となる。

 ただ、狙い通り外国人枠争いが活発化すればいいが、昨季在籍したアラウホとロンドンは日本球界にアジャストできず、ジョーダンとビシエドが故障離脱した際に外国人枠を有効活用できなかった。新加入の4選手も、フィットできるか未知数。春季キャンプから適応力を発揮し、竜党を安心させてほしいところだ。

大野奨獲得で中堅ライン強化、二塁争いにも注目!


 日本ハムからFAで大野奨太を獲得し、ひとまず捕手陣の柱ができた。昨季は新人遊撃手の京田陽太が新人王を獲得し、大島洋平は故障で離脱するまで、正中堅手として攻守でチームをけん引。ベテラン・荒木雅博の後継者となるべき正二塁手が出現すれば、チームの骨格となるセンターラインがより強固となる。

 一軍キャンプの内野メンバーには、昨季98試合に出場し打率.287を記録した亀沢恭平をはじめ、昨秋から二塁コンバートを視野に入れている高橋周平や守備力に定評のある堂上直倫など、レギュラー獲りを目指す中堅、若手が顔を揃えた。

 昨季終盤にようやくプロ初安打、初本塁打をマークした石川駿も、今キャンプは一軍スタート。売りである打力をアピールし、二塁争いに食い込みたい。

WBCメンバーの岡田と平田は二軍スタート


 ドラ1右腕の鈴木博志ら、期待の若手が一軍スタートを切る一方、ベテラン以外で実績のある岡田俊哉、若松駿太、平田良介は二軍スタートとなった。

 岡田は昨季、貴重な中継ぎ左腕としてWBCメンバーにも選出。しかしその後、左手血行障害のため手術を決断。17年は天国と地獄を味わう極端なシーズンとなってしまったが、昨年10月に実戦復帰しており、昨季5月以来となる一軍復帰を目指し、まずは二軍キャンプで土台を整える。

 岡田とともにWBCに参戦した平田も、昨季6月に右ひざを痛め長期離脱。こちらもすでに復帰しており、完全復活を見据える。また、15年に2ケタ10勝(4敗)を挙げた若松駿太も、今キャンプは二軍スタート。期待されながら成績は右肩下がりとなっているだけに、こちらの復活劇にも期待したい。

 外国人やドラフト組を筆頭に、新戦力の見極めがポイントとなる中日の春季キャンプ。ニューフェイスに使えるメドが立ち、その後、順調に岡田や平田らが一軍に加わってくれば、開幕5連敗(1分け含む)を喫した昨季のような失敗は繰り返さないだろう。

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