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充実の投手陣、不安はセンターライン オリックスキャンプの見どころ

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オリックスの福良監督

活気あるブルペンは一見の価値あり


 オリックスは1月27日、2月1日から宮崎で行う春季キャンプの一、二軍メンバーの振り分けを発表。一、二軍とも宮崎市清武総合運動公園(SOKKENスタジアム、清武第2野球場)で、28日までキャンプを行う。

 昨季は4月を貯金「7」で終えながら、5月以降ズルズルと後退したオリックス。上位3チームがハイペースで白星を重ねたため、早々にCS進出の可能性が消滅。最終的に借金「16」の4位で、3年連続のBクラスに沈んだ。

 低迷打破を目指す新シーズン。投手陣には頼もしい人材が揃った。先発には金子千尋、ディクソン、西勇輝の三本柱を筆頭に、昨季22試合以上に先発した松葉貴大と山岡泰輔。さらに、期待の高卒2年目・山本由伸、先発に再転向した吉田一将。ここにドラフト1位の田嶋大樹、新外国人・アルバースの左腕2枚が加わり、キャンプから熾烈なローテーション争いが予想される。

 救援陣では平野佳寿がメジャーへ移籍したが、日本ハムの守護神・増井浩俊をFAで獲得。セットアッパー候補には近藤大亮、黒木優太、小林慶祐らフレッシュな力投派が揃い、ドラフト2位右腕のK-鈴木も楽しみな存在だ。

 前述した投手たちは、全員が一軍キャンプスタート。活気に満ち溢れるであろうブルペンは、一見の価値ありだ。

脆弱ぶりを露呈した17年のセンターライン


 投手陣が充実している一方、不安なのがそれを支えるセンターライン。今季も正捕手を争うであろう伊藤光と若月健矢。二遊間を守る西野真弘、安達了一、大城滉二。正中堅手を目指す後藤駿太、武田健吾らの奮起に期待したい。

 ドラフトで獲得した社会人出身の内野手、福田周平と山足達也にも注目。両新人ともキャンプは一軍でスタートで、自身も社会人を経てプロ入りした福良淳一監督も、内野陣の起爆剤として期待を寄せている。

 指名打者を含め、両コーナーの内野と外野陣には、中島宏之、小谷野栄一、T-岡田、吉田正尚、ロメロ、マレーロと、打線の軸となる実力者が揃う。よって、センターラインを担う選手たちが各々の役割を果たすことができれば、チームは攻守両面でレベルアップする。

吉田正は二軍スタート、フル稼働できるか!?


 期待の大砲・吉田正は、昨年11月に腰の手術を行ったこともありキャンプは二軍スタート。豪快なフルスイングから放たれる打球は魅力満点だが、毎シーズン腰痛に悩まされ、1年目は63試合、2年目は64試合の出場にとどまった。

 3年目となる今キャンプは、大事をとって二軍スタート。チームの至宝が離脱することなく、まずは無事に開幕を迎えられるか注目だ。

 その吉田正が2番を打つなど、17年はチームの攻撃スタイルも定まらなかったオリックス。OPSを重視した1番T-岡田、2番吉田正、3番マレーロ、4番ロメロの重量打線は一定の成果を収めたが、指揮官はその後もコロコロとスタイルを変え、ベストな形は最後まで見出せなかった。

 今季は開幕までに、攻撃スタイルも固めたいところ。前述の通り投手陣が充実しているだけに、打線が機能すれば14年のような優勝争いも期待できる。

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