スモールベースボールを展開!?
今年のDeNAは“スモールベースボール”を展開しそうな予感だ。
DeNAは昨季チーム打率(.252)、得点(597)はリーグ2位を記録したが、犠打(84)、盗塁(39)はいずれもリーグワーストの成績だった。昨季は19年ぶりに日本シリーズに出場したものの、クライマックスシリーズ、日本シリーズといった短期決戦でバントミス、盗塁失敗が目立った。
ラミレス監督は1月31日の全体ミーティング後に「初日からハードワークで行くんだ。バント練習も早出、全体練習が終わった後の居残り練習などで徹底してやっていく」と宣言。
今季は阪神時代の14年に50犠打を記録したことのある大和も加入した。攻撃面では打って次の打者に繋げることの多かったDeNAだが、20年ぶりのリーグ優勝を目指す今季は一味違う野球を見せてくれそうだ。
ラミレス監督全体MTG後の一問一答
―― いよいよ沖縄に入りました。今の気持ちを教えてください。
ラミレス監督「とてもうれしく思っています。選手の顔を見れて、2018年のキャンプがいよいよ始まるんだという気持ち。選手たちも非常にモチベーションが高いですし、良いシーズンにしようという気持ちが伝わる。そのためにはこのキャンプでやるべきことをやっていきたい」
―― 先ほどのミーティングではどんな話をした?
ラミレス監督「基本的にはスローガンの話をした。そこからどういうシーズンにしなければいけないのかという話をしました。特に勝利の部分の話をしました。“勝利”は我々の中にあるということを選手に強く感じてもらってという話です。直近2年間はAクラスに入っていいシーズンだったんですけど、今年はさらに高みを目指していかないといけない。本当にここ2年間、ラッキーでAクラスになれたのではない。我々はより強くなって必ず優勝するんだというメッセージを選手に送りました。初日からしっかりハードワークしていくという話をして、今年はファンの期待というのもさらに高いものがある。必ず優勝して、CSを勝ち抜いて日本一になる。そのためには、しっかり初日からハードワークをして、より良い野球をするという話をしました」
―― スモールベースボールを掲げていましたが、先ほどのミーティングで掲げましたか?
ラミレス監督「細かい話はしなかったです。選手たちは優勝するために何をしなければいけないというのは分かっていると思う。バントも盗塁も最下位の数字、ピッチャーのクイックも速くなければいけないというのは分かっている。そういうことも含めてまとまった枠で話しをしました」
―― キャンプでは打撃投手、ノックをやりますか?
ラミレス監督「ノックはやろうかなと今考えています。打撃投手はしばらく投げていないので、投げるとなると準備が必要なので分からないです。キャンプは選手とエンジョイして選手のためになることがあれば、なんでもやっていこうと思います」
―― どういうキャンプにしていきたいか意気込みをお願いします。
ラミレス監督「昨年ミスが多かったものを徹底的に修正して、これができなかったから優勝できなかったということを再認識する意味でも、ハードなキャンプになると思います」
(ニッポン放送ショウアップナイター)