昨季柴田が二塁でチーム最多出場
DeNAのラミレス監督が1日の練習後、大和、倉本寿彦ともに二塁と遊撃の練習をさせると明言した。
1日の投内連係では大和、倉本ともに遊撃のポジションに入った。これを受けてラミレス監督は「2人が重ならないで、ローテーションするような形で、どちらかがセカンド、どちらかがショートという形でコンビネーションを確認しようと思います」と2日以降は、2人の連携を見てポジションを判断していく。
大和、倉本の2人が二遊間の中心になることは間違いないが、その他にも二塁、遊撃でレギュラーを目指す選手は多くいる。
二塁でいえば、3年目の柴田竜拓がその一人だ。昨シーズン中盤から二塁のレギュラーに定着し、二塁でチーム最多の69試合に出場。クライマックスシリーズ、日本シリーズでは全試合に二塁で先発出場した。『2番・二塁』でスタメン出場した広島とのCSファイナルステージ第4戦では、3四死球1犠打と2番打者の役割を果たした。
柴田はレギュラーに近い存在まで成長しており、キャンプ、オープン戦のアピール次第で開幕スタメンを掴む可能性も十分にある。
その他二塁の候補ではキャンプ二軍スタートとなったが、昨季チーム2位の49試合(二塁)で出場した石川雄洋、ヤクルト時代の12年に二塁でゴールデングラブ賞を受賞した田中浩康などがいる。
【昨季二塁で出場した選手】
69試合 柴田竜拓
49試合 石川雄洋
42試合 田中浩康
9試合 エリアン
6試合 宮崎敏郎
5試合 山下幸輝
1試合 白崎浩之
1試合 飛雄馬
倉本が昨季143試合フル出場
遊撃は倉本が昨季全143試合に出場したため、その他の選手が同ポジションに就くことはなかった。フルイニング出場した倉本に加え、そこに阪神からFA宣言した大和が加入した。
倉本、大和以外で遊撃を守ることができる選手を見ると、白崎浩之、柴田、昨季二軍の遊撃で最多98試合に出場した松尾大河などがいる。白崎は三塁、柴田が二塁と複数のポジションをこなせることができ、松尾は高卒2年目と若く今季も二軍で実戦を積むことが現実的。二塁に比べると、遊撃ができる選手が少ない印象。
大和、倉本のどちらかが二塁に回ることになるが、今季の遊撃は倉本、大和が中心になっていくことになりそうだ。
【昨季遊撃で出場した選手】
143試合 倉本寿彦
(ニッポン放送ショウアップナイター)