中日・松坂がランチ特打で本塁打
中日の松坂大輔が3日、ランチ特打で2本の柵越えを記録した。
松坂は「外で打つのも久しぶりですし、目で柵越えを確認できるのも気持ちいいですね」と喜んだ。松坂といえば、横浜高校時代はエースで4番を任され、プロ入り後も西武時代に交流戦で本塁打を放ったことがある。
これまで日本でプレーした西武、ソフトバンクは、投手が打席に立たないパ・リーグの球団。なかなか松坂の打撃を見る機会がなかった。今季からプレーする中日は、投手が打席に立つセ・リーグの球団。“9人目の野手”として、投げるだけでなくバットでも活躍が期待される。
セ投手の本塁打
最近5年間で本塁打を放ったセ・リーグの投手を調べてみると、広島時代の前田健太(現ドジャース)、能見篤史(阪神)、野村祐輔(広島)、小川泰弘(ヤクルト)など16人いる。
この5年で小川、マイコラス、バルデスは2年連続で本塁打を放ち、山口俊もDeNA時代に14年と16年に本塁打を記録した。
13年から16年まで投手のシーズン本塁打は1本が最高だったが、昨年DeNAに加入したウィーランドは、セ・リーグの投手では09年のルイス(当時広島)以来となるシーズン3本のアーチを描いた。
野手顔負けの打撃を見せるウィーランドに『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル クライマックスシリーズファイナルステージ 広島-DeNA戦』で解説を務めた前田幸長氏は「これだけ打撃がいいですから、ベンチの選手がいなくなった状況で代打に『ウィーランドをいっとこう』と言うことがあってもおかしくないです」と評価した。
ウィーランドをはじめ、秋山拓巳(阪神)、野村、小川、松坂など打撃を得意にする投手が多い。今季は何人の投手が本塁打を放つだろうか…。
最近5年間の投手本塁打
▼ 2013年
1本 能見篤史(阪神)、野村祐輔(広島)、山内壮馬(中日)
▼ 2014年
1本 藤浪晋太郎(阪神)、山口俊(DeNA)、モスコーソ(DeNA)
▼ 2015年
1本 前田健太(広島)、小川泰弘(ヤクルト)、館山昌平(ヤクルト)、ネイラー(中日)
▼ 2016年
1本 マイコラス(巨人)、山口俊(DeNA)、小川泰弘(ヤクルト)、バルデス(中日)
▼ 2017年
3本 ウィーランド(DeNA)
1本 秋山拓巳(阪神)、メッセンジャー(阪神)、マイコラス(巨人)、山井大介(中日)、バルデス(中日)
※()は当時所属の球団
(ニッポン放送ショウアップナイター)