3月3、4日に豪州代表と強化試合
野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が5日、中日の北谷一軍キャンプを視察した。
稲葉監督はメイン球場、ブルペン、室内練習場と精力的に動き回り、中日の印象について「若い選手が多く、ベテランもいる。今年は楽しみ」と話した。
3月上旬にオーストラリア代表との強化試合を予定している侍ジャパン。稲葉監督は目に留まった選手として、まず大野雄大、田島慎二、又吉克樹の名を挙げ、「順調というか、非常に早い仕上がりに感じた」と3投手の印象を語った。
さらに、又吉とともに昨年11月のアジアCSに招集した京田陽太の動きもチェックし、「今後見て行きたい」と小笠原慎之介の名前も挙げた。
昨年のアジアCSは24歳以下の選手がメインだったが、3月の強化試合は稲葉体制初の本格的なトップチームとなる。「しっかりチーム作りをして、(東京五輪の)2020年を目指して行きたい」と指揮官。また、ブルペンで投球練習を行っていた松坂大輔にも熱視線を送り、「ここ数年と比べ状態はいいのかなと。復活してほしいですね」とエールを送った。