阪神・紅白戦
紅|000 200|2白|020 200|4
沖縄県宜野湾市で行われている阪神の春季キャンプ。7日は今年初の実戦となる紅白戦が行われ、白組が4-2で勝利を収めた。
最初にマウンドに登ったのは、白組先発の小野泰己。初回は三者凡退で立ち上がるも、2回に先頭のロサリオを三ゴロに斬った後、大山悠輔と原口文仁に連打を浴びて一死一・二塁のピンチ。それでも、北條史也を三ゴロ併殺に仕留め、任された2回を無失点でまとめた。
一方、紅組の先発は高卒2年目の才木浩人。こちらはいきなり先頭の西岡剛を歩かせると、犠打失敗を挟んで3番・糸原健斗にも四球。苦しい立ち上がりとなるが、4番の中谷将大を内野フライに打ち取り、続く陽川尚将も1球で中飛。なんとかピンチを切り抜ける。
ところが2回、一死から長坂拳弥に安打を許すと、二死とした後、1番に戻って西岡に変化球をライトスタンドまで運ばれて2失点。苦しみながらも踏ん張っていたが、最後にベテランに捕まった。
追いかける展開となった紅組は4回、前の回から登板していた岩貞祐太を前にかんたんに二死に倒れるも、4番のロサリオがレフトへの安打で出塁。大山も内角の難しいボールをライトに運んで一・二塁とすると、原口は初球を迷わず振り抜き、打球は三塁線を突破。適時二塁打で試合を振り出しに戻す。
しかしその裏、こちらも2イニング目に入った藤浪晋太郎が二死から植田海に安打を許すと、盗塁も決められてピンチ。ここで3番・糸原に甘く入ったボールをセンターへ弾き返されると、このゴロを高山がまさかの後逸。その間に打った糸原も本塁まで駆け抜け、白組が2点を勝ち越した。
その後は予定通り、両軍とも5回から投手をスイッチ。白組の石崎剛、紅組の松田遼馬がともに2回を無失点で抑え、4-2で試合終了となった。
敗れた紅組も主軸の好調さが目立ち、2年目の大山が3打数3安打の猛アピール。新助っ人のロサリオも3打数2安打と状態の良さを見せ、原口も3打数2安打1打点と気を吐いた。
白組は西岡が2ラン含む3打数2安打2打点と躍動。2番の植田も2安打で1盗塁と活躍を見せ、復活にかけるベテランと期待の若手が結果を残した。