キャンプ第2クールMVP、指揮官も注目!
DeNAは11日、阪神と練習試合(宜野座)を行い0-8で敗れた。投手陣は先発・飯塚が3回3失点、2番手・平田は2回5失点と崩れたが、3番手・三嶋、4番手・笠井はそれぞれ2イニングを無失点に抑えた。
三嶋のあとを受けた笠井は、球威のある直球と変化球のコンビネーションで阪神打線を翻弄。8回に前の打席で本塁打を打っている糸原にボテボテの内野安打を許したが、9回までの2イニングを1安打無失点に封じた。
早大野球部をわずか2日で退部し、その後、独立リーグを経由してプロ入りした苦労人。昨オフはイースタンリーグ選抜の一員としてアジアウインターリーグでも貴重な経験を積み、今年1月に支配下契約をつかみ取った。
今キャンプは一軍メンバーに招集され、右手のテークバックがほとんどない独特のフォームで力強い投球を披露。ラミレス監督は「バランスよく140キロ後半のボールを投げられる。低めにも集められるし、十分チャンスはある」と評価し、キャンプ第2クールの投手MVPにも選んだ。
収穫の少なかったチーム初の対外試合で、輝きを放った背番号『94』。今後もアピールを重ね、開幕一軍入りをつかみ取りたい。