阪神・鳥谷敬(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 指揮官が二塁転向を明言

 阪神・鳥谷敬の“二塁転向”が各メディアで報じられている。

 今年でプロ15年目・6月に37歳になる虎の鉄人。キャリアで最も苦しんだ2016年を糧に、昨季は三塁に転向して見事に復活。9月には通算2000安打の偉業を達成し、転向元年にして三塁手部門でゴールデングラブ賞も受賞した。

 そんな男が、この春はまた新たなポジションで白球を追いかけている。金本知憲監督は2年目・大山悠輔の三塁起用を明言し、「トリは二塁」。2年連続のコンバートが決定した。

 かつて2013年のワールド・ベースボール・クラシックやオールスターゲームでは二塁に入ったことがあるものの、プロ15年・1974試合のキャリアで二塁を守ったことは一度もない。遊撃・三塁あわせて5度のゴールデングラブ受賞歴を持つ名手は、新ポジションでも輝きを放つことができるのか。大きな注目が集まる。

◆ ゴールデングラブ賞の3ポジション制覇

 まだ気は早いが、コンバートする鳥谷に期待がかかるのが「三井ゴールデン・グラブ賞」への挑戦だ。

 鳥谷はかつて2011年・2013年・2014年・2015年に遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞しており、昨年は三塁手として同賞を受賞。もし二塁でも受賞となれば、計3ポジションでの受賞となる。

 ゴールデングラブ賞の「受賞ポジション数」最多は立浪和義の3ポジション。過去46回の歴史の中で、3つのポジションで守備の栄誉に輝いたのは立浪ただ一人なのだ。

 もちろん、やるからには目指してもらいたいところであるが、セ・リーグの二塁手部門には最強のライバルがいる。現在5年連続でゴールデングラブ賞を受賞している、広島・菊池涼介だ。

 驚異的な身体能力と野生の勘を武器に、常識を覆すような異次元のプレーで見るものを魅了する27歳。5年連続受賞も去ることながら、ここ2年は最多得票での受賞が続いており、まさに完全無欠の存在だ。この高い壁を超えなければ、『3ポジション制覇』の偉業は見えてこない。

 虎一筋15年目・鳥谷敬の新たな挑戦から目が離せない。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

ベースボールキング編集部 の記事をもっと見る

【PR】阪神タイガースを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL

藤川球児新監督の下、V奪還を目指す阪神。才木浩人ら投手陣は充実しているだけに、森下翔太・大山悠輔・佐藤輝明のさらなる進化が覇権奪回のカギを握る!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

もっと読む