昨季12勝も、好不調激しくCSは出番なし
広島の岡田明丈投手が21日、ロッテとの練習試合(コザしんきんスタジアム)に先発し、3回を2安打無四球無失点に抑えた。
岡田は初回から2三振を奪うなど、上々の立ち上がり。2回は打ち取った飛球が二塁打になる不運もあったが、7番細谷を空振り三振に仕留めるなど得点を許さなかった。3回はテンポよく3者凡退に打ち取り、3回無失点で降板。場内の球速表示で150キロを記録するボールもあった。
16日は紅白戦に登板。2回無失点ながら、2安打1四球と内容はイマイチだった。降板後、「(投球時に)頭が前に突っ込む悪い癖がある。そこを修正したい」と語っていたが、この日はフォームのバランスもよく、制球も安定していた。
昨季は12勝5敗と白星こそ大きく先行したが、好不調が激しく防御率は4.00。シーズン終盤はローテーションを外れ、クライマックスシリーズも出番はなかった。今季は「1年間しっかりローテーションを守りたい」と右腕。ここまでは順調だ。