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随所で光る存在感…若手に負けじと奮闘するベテラン勢

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岩瀬仁紀

若手に負けじと…


 2月1日にはじまった春季キャンプも終盤にさしかかり、紅白戦や練習試合といったより実戦的なフェーズに突入。24日からはオープン戦もはじまり、いよいよ開幕に向けて最後の仕上げを行っていくことになる。

 やはり話題の中心になるのは、黄金ルーキーをはじめとした若い選手たち。この春はドラフトの目玉・清宮幸太郎(日本ハム)を筆頭に、安田尚憲(ロッテ)といった高卒ルーキーたちが躍動。さらに高橋昂也(広島)、藤平尚真(楽天)ら2年目の選手たちの奮闘が目立った。

 上記の選手に限らず、若手選手は首脳陣に印象を残さなければならない。そのためにはわかりやすい結果が求められ、仕上がりも早くなるため、ニュースとして取り上げられることも多くなる。これは当然の結果と言えるだろう。

 一方、そんな若き力に負けじと早くから仕上がりの良さをアピールするベテラン選手もいる。

 たとえば、15年ぶりに古巣・西武へと復帰した松井稼頭央がそのひとりだ。南郷キャンプ終盤に行われた紅白戦では2試合連続マルチヒットを放つなど活躍を見せているが、「この時期の実戦は久々」とコメント。“兼任コーチ”の肩書きがありながらも、ハイペースで調整を続けている。

 今キャンプでは、外野だけでなく三塁の守備練習も行うなど、精力的に練習をこなしている大ベテラン。戦力としてはもちろん、戦う姿勢はチームに好影響を与えそうだ。


今年も頼れる存在


 リーグ3連覇を目指す広島では、精神的支柱でもある新井貴浩が今年も元気だ。

 2月11日の紅白戦では代打で登場し、売り出し中の高橋昂からライトへ安打。きっちりと仕事をしてみせた。その後、一軍本隊は実戦中心の沖縄・二次キャンプに向かったが、新井は帯同せず宮崎に残り、打ち込みを続ける。


 昨季は球団ワーストの黒星を積み上げたヤクルト。その要因のひとつとなってしまったふたりも、練習試合で答えを出した。石川雅規と畠山和洋だ。

 2月18日に行われたDeNAとの練習試合に先発した石川は、2回を完全投球と順調さをアピール。2015年の打点王でありながら、ここ2年満足のいく結果を残せていない畠山も本塁打を放ち、一塁争いで一歩も引かない構えを見せている。最下位を脱出するためにも、ベテランふたりの力は必要不可欠。開幕までさらに状態をあげていくことを期待したい。


 新外国人のロサリオばかり注目を浴びている阪神だが、主将の福留孝介も仕上がりは順調だ。昨年よりも早い段階でシートノックに入るなど、気合いを入れていた福留。2月17日に行われた実戦形式の打撃練習ではセンターへ安打を放っている。


 前人未踏の1000試合登板を目指す中日の岩瀬仁紀は、新球・チェンジアップの習得に励んでいる。2月16日に登板したシート打撃では3安打を許したが、そこで打者を相手に新球を試投。パームとチェンジアップの中間と形容される新たな武器を持って、43歳のシーズンに挑む。

 このように、ベテランながらこの時期から結果を残している選手も多い。その姿は若い選手の刺激にもなるだろう。開幕まで残り1カ月となり、ここからはオープン戦で仕上げていくことになるが、各選手ともに怪我をせずシーズンを迎えてほしい。


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