4つの変更点
DeNAは1日、2018年プロ野球シーズンに向けた改修工事の施工完了を発表。プレス向けに内覧会を開催した。
より魅力的で、より愛されるボールパークづくりを目指し、『コミュニティボールパーク』化構想を掲げているDeNA。今回の内覧会では、以下の4つの変更点がお披露目された。
人工芝の張替
“DeNA”となってから初めての張り替えになるグラウンドの人工芝。今季からカナダ・フィールドターゲット社製の「フィールドターフクラシックHD」が導入される。
これまでの人工芝と比べ、復元力が約12%アップされており、芝の厚さも100ミクロンから130ミクロンとしたことで、耐久性も向上しているという。
【新人工芝・詳細】
※()内は前回のもの
▼ 3代目HD
・パイル長:63mm(〃)
・パイル素材:ポリエチレン(ポリエチレン・ポリプロビレン配合)
・パイル厚:130ミクロン(100ミクロン)
・パイル色:標準色・特別色(〃)
・パイル形状:スリットフィルム(スプリットヤーン)
・パイルの伸び:78.0%(35.9%)
防球ネットの設置
これまでバックネット裏付近のみだった防球ネットが、エキサイティング・シートを含む内野席の全域に拡大した。
ファンの増加に伴う女性・子ども客の増加や、2020年の東京五輪で野球・ソフトボールの主会場に選定されたことなども鑑み、より安全な野球観戦を実現すべく導入された。
【防球ネット・詳細】
・設置場所:エキサイティング・シート含む内野席最前列
・高さ:グラウンドから5メートル
座席カラーの変更
かねてから進めてきた座席カラーの“横浜ブルー”化が、ついに完了した。
計8402席の座席カラーを“横浜ブルー”で統一し、またカラー変更とともに内野エリアの座席は固定式から跳ね上げ式に変更。外野レフト側スタンドはライト側と同様にカップホルダー付の固定式座席に変更されている。
【対象エリア】
・BAY-STAR SIDE 内野指定席S、FA、FB
・STAR SIDE DB 応援 内野指定席 FA
・外野レフト側スタンド
ダグアウト・マスコミ用カメラマンエリアの拡張
ファンだけでなく選手にとってもより魅力的な球場にすべく、選手の要望を取り入れながら新たなダグアウトが完成。「グラウンドにせり出し、試合との一体感あるベンチにしてもらいたい」という声を叶えるべく、面積を1.6倍に拡大。さらにフェンスに乗り出すことができるように、ハイチェアーが設置されている。
三上朋也選手会長も「選手全員が試合に集中して臨むことができると思います」と語り、「今まで以上にアグレシッブなプレイをファンの皆さまに観ていただき、喜んでいただければ嬉しいです」とコメントした。