かつて楽天でプレーした左腕
3日にナゴヤドームで開幕する『ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2018』。2日に行われた前日会見には、両軍の監督に加え、先発予定の2人も登場。オーストラリア代表の予告先発投手はトラビス・ブラックリーと発表された。
メルボルン出身の35歳左腕。2014年に1年だけ楽天でプレーしていたこともあり、この名前にピンと来たプロ野球ファンの方もいたのではないだろうか。
楽天では3試合の登板に留まり、1勝2敗で防御率5.54と結果を残すことができなかったものの、オーストラリア代表のフィッシュ監督は「メジャーの経験もあるし、ほかにも海外でプレーした経験がある」とベテラン左腕に信頼を寄せている。
初戦を任されたことについて、ブラックリー本人は「このオーストラリアのユニフォームである、黄色と緑のユニフォームを着れることは私にとって誇り」とコメント。「初戦であろうが、2戦目であろうが、その先発を任されるということは嬉しいこであり、ベストを尽くし勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。
星野監督への想いも…
侍ジャパン対策を聞かれると、「他の試合と同じようにストライクゾーンに、低くボールを集めるということ」。
つづけて「守備陣にも頼っていきたい。もともとそんなにパワーピッチャーというわけではないので、自分が知っているやり方でボールを投げていきたい。自分ができることをできる範囲でベストを尽くしたい」とポイントを挙げた。
また、今年の1月に楽天在籍時の指揮官だった星野仙一さんが逝去。3日の試合前にはセレモニーも行われることを聞かれると、「実は亡くなったことを10分前に初めて聞いた」と驚きの表情。
「亡くなったことを残念に思う。日本の野球界を代表する方であり、多くの尊敬を集めていた。私が星野監督と一緒できた時間は限られていたが、本当に尊敬すべき方で、野球をよく理解している方だった。非常に残念に思う」と振り返った。