2020年へ向けて好スタート
侍ジャパンは4日、京セラドーム大阪で行われたオーストラリア代表との強化試合・第2戦に6-0で快勝。試合後のインタビューには稲葉篤紀監督と、投打のヒーロー・則本昂大と秋山翔吾が登場した。
稲葉監督は「今日は初回から点を取ることができて、野手陣が投手陣をリードしてくれたかなと思います」と打線の奮起を讃えつつ、「昨日は完封ということでプレッシャーがかかった中、投手陣も気合を入れて投げてくれた。改めてこの2日間で投手陣の素晴らしさがわかりました」と噛み合った投打に目を細める。
また、「オリンピックに向けた戦いはもう始まってるんだと言い続けて、選手たちはしっかりと意識を持ってやってくれた。私もしっかりと準備をして、今後に向けてやっていかなければならないと思いました」と、連勝スタートにも浮かれることなく、大きな目標に向けて気を引き締めた。
「シーズンがこわい」?
ヒーローは投打の主役2人。まずは先発して2回を5奪三振で無失点という圧巻の投球を見せた則本から。
「昨日投げた投手が本当に良い投球をしていたので、緊張感もあった」と正直な感想を吐露しつつ、自身の快投に関しては「田村(龍弘)くんが良い配球をしてくれたのでそのおかげです」と女房役を讃える。
五輪に向けては、「母国で開催される時期に現役でいられるというのはなかなかないことだと思うので、そのときに選ばれるような選手でありたいと思う」と強い意気込み。「五輪は2年後です。選手たちはそこに向かって戦っていくので、ぜひ応援お願いします」とファンに呼びかけた。
打のヒーロー・秋山は、「昨日のいいゲームの後だったので、緩まないようにと。みんなで意識して、気をつけてできました」とコメント。先制打の場面については、「無死一・二塁の場面で、去年の秋は外崎(修汰)はヒッティングだったので僕はバントかなと思ったんですけど、信用してもらったので思い切っていきました」と振り返り、「良いところに飛んでくれたので良かったです」と語った。
また、2試合続けて好投を見せた投手陣については、「このあとシーズンで戦うと思うとこわいですね」と本音がポロリ。一緒にお立ち台に登った則本についても、「シーズン中やられていたので、こういうところで一緒にやれると頼もしいです」と好投の右腕を讃えた。