◆ 「継続して開幕一軍を目指したい」
楽天の内田靖人内野手が10日、西武とのオープン戦(倉敷)に途中出場し、オープン戦単独トップとなる8打点目をマークした。
内田は5回の三塁守備から途中出場。その裏、二死二塁の好機で西武先発・多和田と対峙し、ここは1度もバットを振ることなく四球を選んだ。7回は一死二塁の場面で2度目の打席に入り、西武の中継ぎ左腕・野田が投じたスライダーをコンパクトに叩き、これが左中間を破る適時二塁打となった。
内田はこれで、3日の中日戦からオープン戦4試合連続の打点をマーク。同戦通算8打点とし、12球団全選手の中で単独トップに立った。
昨季は二軍戦で18本塁打、66打点をマークし、イースタンリーグ二冠王。ただ、打率は.234と低く、本人も「変化球の対応力を上げたい」と課題を口にする。今季はキャンプ中の実戦から結果を残し、4日の中日戦では、相手右腕・木下雄のスライダーに上手くバットを合わせ、技ありの左前適時打も披露した。
オープン戦はここまで全6試合に出場し、打率も.476(21打数10安打)を記録している。「いい状態なので、これを継続して開幕一軍を目指したい」と内田。期待の和製大砲がアピールを続けている。