期待の若竜4銃士、ローテ入りへ切磋琢磨
中日の鈴木翔太投手が13日、西武とのオープン戦(小牧)に先発登板。2回以降、毎回となる6四球を与えながらも、6イニングを無失点に抑えた。
鈴木は毎回走者を背負ったが、4番メヒアを3打席連続三振に仕留めるなど得点を許さず。制球面での課題は残したが、6回95球、3安打5奪三振無失点。開幕ローテ入りへ結果は残した。
中日は吉見、山井、大野雄の実績ある先発候補たちが、キャンプ中の実戦から失点を重ねている。一方で、当初はローテ入りを目指す立場だった鈴木、小笠原、柳、笠原の若手先発陣が順調。直近の登板成績を見ても、柳は6日のヤクルト戦で5回無失点、小笠原は9日の阪神戦で7回無失点、笠原は10日の阪神戦で5回2失点、そして上述の鈴木は6回無失点と、揃って結果を残している。
キャンプ中から安定した投球を続けている笠原は、「結果でアピールしていかないといけない。2人(前日に好投した小笠原と柳)もそうだし、(鈴木)翔太にも負けられない」と語るなど、互いに意識しながら切磋琢磨してきた。
この調子なら、4人揃って開幕ローテ入りする可能性も十分にある。5年連続Bクラスに沈む中日。期待の若竜4銃士が、世代交代を一気に推し進める。